ピアニスト・作曲家の稲本響氏が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の音楽を担当することが14日、発表された。

  • 稲本響氏

第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。松本が徳川家康を演じる。

稲本氏は、1977年大阪・堺生まれ。3歳でピアノを始め、5歳でステージデビュー。18歳でドイツへ留学し、ピアニストの巨匠アルフレッド・コルトーの奏法を身につけ独自の改良を加える。本人仕様の特注ピアノ「STEINWAY&SONS(NEWYORK)」を全国の各コンサート会場やレコーディングスタジオに毎回持ち運ぶというスタイルを持つ。

また、映画・ドラマ・舞台・CM等の作曲・音楽監督も務める。主な作品は、映画『長い散歩』『グラスホッパー』、ドラマ『私という運命について』、舞台『海の上のピアニスト』『君と見る千の夢』。

本人発明のピアノ音色変換装置「ピアノミュート」は特許取得済(特許第4572092号)。DMG MORIとの共同プロジェクトとしてデジタルコンテンツや製品に使用する音響デザインとオリジナル音楽の制作等も行っている。

NHKにおいては『眩~北斎の娘~』『平成細雪』『ストレンジャー~上海の芥川龍之介~』『ノースライト』などを担当した。