“ご縁の国”は美肌効果にも期待? 島根県で美活ができる温泉旅館4選

良縁などのご利益があるとされている島根県・出雲。“ご縁の国”とも呼ばれる島根県は、肌に優しい気候条件や良質な温泉、地元ならではの食など、“美肌”を育む環境が整った場所なのです。今回は、先日メディア向けに行われた観光情報説明会で、美肌コンテンツを存分に楽しめる温泉旅館をうかがいました。

ご縁だけではない、美肌効果が期待できる島根県の魅力とは？

全国的にも有名な観光スポット「出雲大社」や縁結びにまつわるパワースポットが多いことから、島根県は“ご縁”と思う人は多いかもしれません。そんな島根県は、紫外線が少ない日本側ゾーンと湿度を持つ山陰・四国ゾーンが重なることから、美肌を育てるために最も適した場所の一つと言われています。

また、県内には天然温泉が60カ所以上で湧き出ており、「日本三美人の湯」「日本三大美肌の湯」に選ばれる温泉も存在しているのです。良質な温泉をはじめ、地元ならではの食など、美肌を育む体験ができる温泉旅館4つを紹介します。

出雲・湯の川温泉『湯宿草菴』

湯宿草菴

出雲空港から車で約5分の場所に位置する草菴は、日本三大美人の湯・湯の川温泉の源泉かけ流しの湯を持つ宿です。日本の伝統建築である古民家の再生と、洗練されたヨーロッパ・アンティーク家具との融合をコンセプトにし、2004年にオープンしました。

ここでは湯の川温泉に加え3つの美肌体験プログラムが用意されています。1つめは湯の川温泉を利用したオリジナルコスメでの「温泉スキンケア体験」で、ミスト、石鹸、フェイスマスクを開発し、温泉の入浴後などに普段より時間をかけてゆったりとした気持ちでスキンケアを行えます。

オリジナルコスメ「Izumo Yunokawa Skincare Line」

また、のどぐろ、しじみ、しまね和牛など島根の特選食材を使った健康と美食を極めた夕食「免疫力アップ和食膳」が味わえるほか、庭園に面したジャグジー付きの美肌コンセプトルームで「森林温浴体験」も行えます。部屋には、美肌効果のあるマイクロバブルを採用したジャグジーバスを新設し、広い庭園に張り出した浴槽で森林温浴を楽しめます。

美肌コンセプトルームのジャグジーバス

さぎの湯温泉『さぎの湯荘』

さぎの湯荘

JR安来駅から車で15分ほどの場所にあり、世界に誇る日本庭園「足立美術館」の目の前にある宿です。この旅館は、古民家を移築した別邸や蔵を移築してつくられた離れの客室など、様々な客室タイプがあり、一晩中利用できる露天風呂や大浴場などが魅力であふれています。

さぎの湯荘では、さぎの湯温泉の1300年の歴史と毎分600Lの湯を活かした美肌体験コンテンツとして、温泉街の旅館３軒で連携し、それぞれ特徴的な「ふるまい湯」を設置しているので、手湯や顔湯からさぎの湯温泉を気軽に体感できます。また、泉質の良さを分かりやすくまとめた「温泉パンフレット」を作成し、宿泊者に配布するなど、さぎの湯温泉の認知を高める活動を行っているのだそう。

さぎの湯荘別邸鷺泉前のふるまい湯手湯

こちらの旅館では、美肌要素を取り込んだ「美肌鍋」や、美肌の相乗効果を産み出すため、地元ふとん店と連携して良質な睡眠をするポイントを分かりやすくまとめた「快眠パンフレット」を作成しています。

“しじみ出汁を使用した奥出雲豚”か“軍鶏のしゃぶしゃぶ”で選べる「美肌鍋」

さらに、美肌をコンセプトにした源泉掛け流しの露天風呂付き客室に宿泊し、源泉100％かけ流しの湯の客室専用露天風呂を堪能できます。さらに組子細工、鉄の行灯など地元作家の作品や２人同時に利用できるパウダーコーナーも設置され、備え付けキッチンで地域の市場で食材を調達して自分たちで調理することも可能です。

客室専用露天風呂

さぎの湯温泉『竹葉』

竹葉

さぎの湯荘同様、「足立美術館」の目の前にある竹葉では、マクロビオティックス・コンシェルジュの女将が考案した地元産の無農薬・減農薬の食材を使ったマクロビオティック食(自然食)美肌会席や、地元産の甘酒・柿栖や旬の果物を使ったパーソナルドリンクを提供しています。また、温泉ビューティー研究家の石井宏子先生監修で製作したパンフレットを配布しており、さぎの湯温泉の魅力を学びながら入浴することも可能です。

さらに、社長と女将が日本遺産でもある伝統芸能『安来節どじょうすくい踊り』の保存会師範の資格を持ち、安来節を体験し笑いを取り入れた美肌滞在ができます。