元プロ野球選手の高橋由伸氏が10日、YouTubeチャンネル『藤川球児の真向勝負』に出演。動画「【投手・打者・監督目線で徹底分析!!】藤川球児&高橋由伸が『セ全球団戦況&夏場以降の注目ポイント』熱論!! 2人がこの夏大注目と語った球団&選手とは!?【ラストにプロスピA重大情報も!!】」内で、中日・根尾昂の投手転向について持論を述べた。

高橋由伸氏

大阪桐蔭高等学校時代、投打の主力選手として史上3校目の春連覇、2012年に次ぐ史上初の2度目の春夏連覇に貢献したことで知られる根尾。野手としてプロ入りしたが、今シーズンから投手に挑戦し、連日注目を集めている。

その根尾について、高橋氏は藤川氏に「ちょっと聞きたいのは、投げるボールって野手のボールになっちゃったりしてないの? ピッチャーのボールなの?」と質問。すると最近、根尾の投球を見たという藤川氏は「その時は、投手のボールは投げてたんですよ」と明かす。

続けて、藤川氏は「ということは、身体の使い方は投手の使い方に変わってきたと思う」「今度そうなると、使ってない筋肉になるので、脇腹痛めたりとか、腰が痛くなったりとかする」と指摘。身体を徐々に慣らしていく必要があるため「(すぐに)一軍でずっとやるのは無理だと思うんです」と分析した。

一方、打者・根尾について、高橋氏は「当然、野手としての魅力はあるんですけど」としつつ、「バッティングで結果が出てないじゃないですか?」「高校時代のパフォーマンスとプロに入ってからの、自分の理想と現実が合ってない」「行き詰まってるというと申し訳ないけど……」と持論を述べた。

また、中日首脳陣の起用法についても言及。「なにかきっかけをつかもうとしてるんだけど、なかなか今、うまくいってなくて」「そういったところで首脳陣、現場もなんとかしなくちゃいけないと思ってやってると思う」と理解を示していた。