ステランティスジャパンは6月30日、フィアットのコンパクトSUV「500X」(チンクエチェント・エックス)の限定モデル「500X Comfort」を発売した。装備を厳選して価格を抑えた限定車で、台数は240台だ。
一目でフィアットとわかる特徴的なデザインと4ドアならではの使い勝手の良さ、高いユーティリティを兼ね備えた「500X」に、新たな個性を持つ限定車が登場。専用のボディカラーやアルミホイールを備えながら、装備を厳選することでリーズナブルな価格を実現している。
人気のジェラートホワイト(限定80台)、テクノグリーン(同80台)のほか、カタログモデルには設定のないシルバーグレー(同80台)の計3色のボディカラーを設定。さらにベース車である「500X Cross」に対して外径をサイズアップした18インチアルミホイールを採用し、精悍なエクステリアを演出している。
ヘッドライトならびにフォグランプについては「500X」(受注生産)同様、ハロゲン式を採用し、シートにはヒーター機能付きのファブリックシートを装備。このほかの装備は「500X Cross」に準じており、レザーステアリングホイール、デュアルゾーン式フルオートエアコン、アダプティブクルーズコントロールなど、快適装備が充実している。
さらに冬季にワイパー周辺に積もった雪を溶かす熱線入りフロントガラスやヒーテッド電動ドアミラーなど、ウインタードライブをサポートする機能も備えている。
運転支援装備は、走行中に車線から逸脱しそうな場面でドライバーに警告するレーンディパーチャーウォーニングや、ミラーの死角にある併走車の存在を知らせるブラインドスポットモニター、後退時に左右方向から接近する車両の存在を伝えるリアクロスパスディテクション、リアパーキングカメラなどを装備し、安全かつ快適なドライブをサポートする。
メーカー希望小売価格は377万円。充実した安全・快適装備を持ちながら、車両価格はベース車に対して10万円低くなっている。