マイナビは7月5日、「大学生のアルバイトに関するレポート(2022年)」の結果を発表した。同調査は4月25日~5月2日、大学1年生から4年生(年齢:18歳~23歳)の就業者990人、非就業者523人を対象にインターネットで実施した。

  • アルバイトをする目的

現在アルバイト就業中の大学生に、アルバイトをする目的を尋ねたところ、「貯金をするため」(58.4%)が最も高く、「趣味のため」(53.1%)、「自分の生活費のため」(38.6%)と続いた。 前年と比べると「交際費のため」が10.6pt減と大きく減少したが、「趣味のため」(7.8pt増)、「自分の学費のため」(6.9pt増)、「人との交流・出会いが欲しいため」(5.6pt増)は大きく増えた。

アルバイト非就業の大学生に、アルバイトをしていない理由を聞くと「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」(39.2%)が最も高く、「プライベート(習い事・趣味・社会活動など)を大事にしたい」(33.9%)が続いた。

学年別でみると、大学3年生は「プライベート(習い事・趣味・社会活動など)を大事にしたい」が43.1%で全体と比べて9.2pt高い。大学3年生が入学した2020年は新型コロナウイルスの感染拡大し始めた時期であり、学生生活が最も制限されていたため、落ち着き始めた現在、プライベートを大事にしたいと考える学生が増加したと考えられる。

  • アルバイトをしていない理由

現在アルバイト就業中の大学生に、就職活動を意識してアルバイトをしているか尋ねたところ、34.2%が「当てはまる」と答えた。前年と比べると4.6pt増加しており、コロナ禍で学生生活が制限されるなか、アルバイトを通して就職活動でアピールできる経験を得たいと考える学生が増加したとみられる。学年別では、就職活動を控えた大学3年生が38.5%と最も高かった。

  • 就職活動を意識してアルバイトをしていますか

現在アルバイトをする上で意識していることを聞くと、最も多い回答は「正しい言葉遣いができるようになる」(38.8%)で、「将来の仕事や職業に役立つような経験をする」(28.0%)、「アルバイトを通じて自身と異なる世代の人と関わる」(27.2%)が続いた。

  • 現在アルバイトをする上で意識していること