■悔しい思いをしているメンバーの希望に

――川上さんは『NAMBATTLE2』の開票イベントで、「同期や後輩の活躍に焦ったり、悩んだりしていた」とスピーチされていました。そうした苦しい時期を乗り越え、今回の1位に繋がったと思うのですが、「結果が出ず、しんどいな」と思ったとき、どんな考え方をして乗り越えましたか?

そうですね……私は多分うまく感情をコントロールできないタイプなんですけど、負の感情を出すのはすごい得意で。全然良くないことなんですけど(笑)。泣くし、みんなと一緒にいたくなくなるくらい落ち込む。そのときの乗り越え方は、「自分のことを見てくれている人がいる」って思うんです。

ファンの方が握手会やお話会で直接伝えてくださる言葉って、やっぱりすごい励みになって。思うような結果が出なかったとき、私はすぐに「よっしゃ、もう辞めよ」と思っちゃうんですけど、「この人たちのためにも頑張ろう」って思える存在がいてくれるから、「辞めよう」って考えるだけで実際はこうやって続けられてて、次に向かえるなって。

自分がパフォーマンスの面では負けてないという自信があるから悔しさを感じるんですけど、やっぱり結果が大事というか、自分一人では信じきれなくなってしまうこともあるので、ファンの方であったり、自分以外の誰かに評価してもらえるのはやっぱり嬉しいし、そのおかげで頑張れました。

――全然良くないこととおっしゃっていましたが、弱音をもらしてくれる姿を見て、応援したいと思った方も多いのではないでしょうか。川上さんが、阪神ファンの後輩が新しくNMB48に入ってきたときに隠すことなく闘志を燃やし、「今回も憧れる人として自分の名前が挙がらなかった」と落ち込んでいるのを見たことがあって、こんなにも素を見せてくれるのかと驚いていたんです(笑)。

そうなんですよ! 阪神ファンやのに私に憧れてくれてないっていう(笑)。

――大変だった時期を経て、今回ファン投票でセンターを獲得。開票イベント後のコメントも力強くて素敵だったので、次に入ってくる後輩からは憧れの人として名前も挙がるのでは?

いやー、どうですかね(笑)。でも、分かるんです。今回初めてセンターに立たせていただけることになりましたが、それまでにすごい時間がかかってるので、もし自分が川上千尋の後輩としてMNB48に入ったら、憧れはしないだろうなって。これだけの年数頑張ったら川上千尋みたいになれるけど、逆にこんなにも長い時間頑張らないといけないんだっていうのは絶対にあると思います。

やっぱり最初からパッと選抜に入ったり、スター街道を行くメンバーに憧れる気持ちはすごく分かるんですけど、選抜のボーダーラインで止まっていて悔しい思いをしているアンダーの子たちの希望に自分はなれればと思ってます。私もなかなか選抜に選ばれなくて、その気持ちはすごく分かるので。