ランボルギーニが「カウンタック」(Countach)の50周年を記念して作った限定モデル「カウンタック LPI 800-4」が日本に上陸した。限定112台は早々に売り切れておりもう買えない(そもそも買えない?)のだが、街中で出会う確率も低そうなので実物を目に焼き付けてきた。

  • ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」

    復活の「カウンタック」が日本に降臨

誰が買った? 現代によみがえった「カウンタック」

カウンタック(本場の発音だとクンタッチ)はランボルギーニの代名詞のようなクルマだ。初披露は1971年で、「日本ではスーパースポーツモデルの人気を確立した」(ランボルギーニ・ジャパン代表のダビデ・スフレコラさん)モデルだという。当時のランボルギーニは「ミウラ」というクルマで成功を収めていたのだが、それに甘んじることなく、スーパースポーツカーの常識を覆そうという気概でカウンタックを開発したそうだ。

21世紀によみがえった「カウンタック LPI 800-4」は、V型12気筒自然吸気エンジン(780ps)のハイブリッド車だ。エンジンとモーターの合計最高出力は814ps(モデル名の800はこの数字にちなむ)で、パフォーマンスはランボルギーニでも最高クラス。最高速度は355km/h、0-100km-h加速はわずか2.8秒というから相当に速い。

  • ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」

    低くて四角い「カウンタック」らしい顔を持つ「カウンタック LPI 800-4」。ボディサイズは全長4,870mm、全幅2,099mm、全高1,139mm

  • ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」

    「ウェッジシェイプ」と呼ばれる独特な造形を継承n

  • ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」

    エンジンは縦置きミッドシップ

  • ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」

    「カウンタック」が初めて導入した「シザードア」もしっかり受け継いでいる

「カウンタック LPI 800-4」は112代の限定モデルだが、残念ながら、すでに売り切れているとのこと。2021年8月のお披露目を待たず、ランボルギーニの「ロイヤルカスタマー」と呼ばれる人たちが注文を入れたという。ロイヤルカスタマーの中には、これまでに発売となった限定モデルを含むランボルギーニのコレクターもいるそう。ランボルギーニからは今後も限定モデルが登場すると思われるが、欲しいのであれば今すぐ、ランボルギーニコレクターとしての人生を始めるのが吉だ。

  • ランボルギーニ「カウンタック LPI 800-4」
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