山梨県忍野村とNTT東日本 山梨支店は、「地域活性化に関する連携協定」を締結。6月17日には忍野村役場で締結式執り行われ、忍野村の村長・天野多喜雄氏、NTT東日本 山梨支店長の横山明正氏らが出席した。

これまで地域課題の解決と地域の活性化を図ることを目的に意見交換を進めてきた両者だが、忍野村が掲げる「いつまでも住み続けられる交流むらづくり」の実現に向け、いっそう邁進する決意などが締結式で語られた。

自然豊かな忍野村で“デジタルなまちづくり”を推進

富士山に代表される風光明媚な景観と豊かな自然に恵まれた忍野村。「いつまでも住み続けられる交流むらづくり」を掲げ、そんな環境を活かしたまちづくりを推進してきた。

今回、各種ICTツールを活用したソリューションやDXノウハウなどの提供を通じ、地域課題の解決に向けた対応を進めてきたNTT東日本 山梨支店と連携協定を締結することで、ICTを活用したさまざまな取り組みを推進。相互の連携・協力により、地域社会の課題を解決するとともに、地域活性化に向けた活動を実施していく。

連携事項は大きく、「行政及び地域におけるDX推進に関すること」「安心・安全なまちづくりに関すること」「観光振興に関すること」「ICT教育に関すること」「村民の健康づくりの支援に関すること」「その他ICTを活用した地域活性化に関すること」の6つ。

忍野村はまちづくり課題の洗い出しと課題解決に向けた行政推進を、NTT東日本はICTを活用した解決策の提案を行う。

「NTT東日本 山梨支店様は情報のデジタル化、IoT、AIといった社会構造の変革を先導し、さまざまな分野でスマート社会の実現に向けて取り組まれております。また、地方自治体との関わりでは先進技術を活用した地域経済の活性化や街づくりの実現に取り組まれ、本村におきましては通信環境の整備やリモートによる勤務支援など、日頃からご支援いただいているところです」とは、忍野村の天野村長。

社会のデジタル化の進展に合わせて、全国の教育現場で先端技術の効果的な活用が求められ、ICT教育の導入が急速に進められているが、今年度、忍野村では次世代型の小学校建設に着手。さまざまな地域課題をICTの利活用により解決していく両者の方向性が一致し、今回さらに連携を深める連携協定の締結に至ったという。

「学びを止めない」のスローガンのもと、コロナ禍で忍野村はGIGAスクール構想を前倒しで推進してきたとのことで、天野氏はICT教育をはじめとする今回の連携協定について、次のように期待を寄せた。

「新型コロナ感染症は人々の生活様式や企業活動のあり方を大きく変え、地域課題の解決には、より正確なデータ分析に基づく合理的根拠が求められるようになっています。NTT東日本様のさまざまなノウハウとアイデア、そして全国や世界に張り巡らされたネットワークを生かしていただくことで、忍野村のこれからの地域活性化に、いっそうのお力添えをいただければと思っております」

また、NTT東日本の山梨支店長・横山氏は、「NTT東日本としても忍野村様の地域活性化や持続的発展、未来の村づくりに向けて連携させていただけること、大変嬉しく思っております。NTT東日本は150年以上、日本の情報通信インフラを地域密着で支えてきた企業です。これからはもう一歩踏み込み、ICTやデジタル技術の力を活用し、街づくりのパートナーとして地域と共存共栄していく会社を目指しております」と挨拶。

続けて農業や文化・芸術、ドローン、バイオガスプラント、DX、セキュリティといった幅広い分野で新会社を立ち上げるなど、地域の課題解決やまちづくりに向けた事業を全国各地で展開していると紹介した。

「社内のさまざまな業務においても、社員1人1人が自らの手でDXを推進し、DX領域での社員育成やリスキリングにも力を入れているところです」

また、NTT東日本が全国各地で進めている取り組みや事例などを組み合わせ、忍野村にマッチするかたちで、ICTやDXに関するノウハウを提供していく考えを述べ、今回の連携への意気込みを語った。

「忍野村様はコンパクトでありながら、富士山、忍野八海に代表される素晴らしい自然環境と景観があり、人口も増加を続けているポテンシャルの高い自治体です。『いつまでも住み続けられる交流むらづくり』の実現に向け、ご一緒させていただけること、とても嬉しくワクワクしています。我々、山梨支店の社員はもちろん、NTT東日本の総力を挙げて知見やノウハウの活用に取り組んでまいります」