JR九州は、西九州新幹線の開業に合わせ、2022年9月23日に在来線各線区のダイヤを見直すと発表した。北九州・福岡エリアの鹿児島本線では、日中時間帯(10~16時台)の快速を運転取りやめとし、区間快速も快速運転の区間を見直すなど、運転体系を変更する。
鹿児島本線の快速は現在、おもに小倉~久留米・大牟田間などで快速運転を行い、日中時間帯の10~16時台には、快速を毎時1本程度運転していた。ダイヤを見直す9月23日以降、日中時間帯の快速は運転取りやめとなる。
区間快速は快速運転を行う区間が見直しに。現在は福間~博多間、博多~二日市間、博多~荒木間の3パターンで快速運転を行っているが、ダイヤ改正後は福間~二日市間と福間~鳥栖間の2パターンに変更する。日中時間帯の運転イメージとして、ダイヤ改正後の区間快速は門司港~久留米間(福間~二日市間で快速運転)、小倉~鳥栖間(福間~鳥栖間で快速運転)の運転とされ、鳥栖駅または久留米駅で大牟田方面の普通列車に接続。福岡エリアの普通列車は海老津~二日市間、福間~二日市間、福間~羽犬塚間の3パターンで運転を予定している。
朝および夕方以降の通勤通学時間帯も、運転本数と運転区間・時刻の見直しを行う。博多駅では、朝の7時15分から8時45分までに到着する下り列車の現行の15本から13本、上り列車を現行の16本から13本に減便する。
平日17~23時台においても、博多駅や小倉駅までおおむね毎時1本程度を減便。ダイヤの見直しにより、博多駅を発車する下り列車(二日市・鳥栖方面)は17~20時台に毎時6本(快速1本、区間快速1~2本、普通列車3~4本)、21時台に5本(快速2本、普通列車3本)、22時台に4本(区間快速1本、普通列車3本)、23時台に2本(普通列車のみ)、上り列車(福間・小倉方面)は17~19時台に毎時6本(快速1本、区間快速1~2本、普通列車3~4本)、20時台に5本(快速1本、区間快速1本、普通列車3本)、21・22時台に4本ずつ(快速1本、普通列車3本)、23時台に2本(普通列車のみ)となる。
最終列車の繰上げも実施。博多駅0時2分発の上り列車を現行の赤間行から福間行とし、短縮する区間の最終列車を30分程度繰り上げる。小倉駅23時48分発の下り列車は現行の福間行から赤間行とし、福間~赤間間の最終列車を25分程度繰り上げる。