映画『はい、泳げません』(6月3日公開)の公開記念舞台挨拶が11日に都内で行われ、長谷川博己、綾瀬はるか、Little Glee Monster、渡辺謙作監督が登場した。

  • 左からLittle Glee Monster、長谷川博己、綾瀬はるか、Little Glee Monster、渡辺謙作監督

    左からLittle Glee Monster、長谷川博己、綾瀬はるか、Little Glee Monster、渡辺謙作監督

同作は高橋秀実による同名小説の実写化作。大学で哲学を教える小鳥遊雄司(長谷川)は泳げず人生のほとんどで水を避けてきたが、ある日ひょんなことから水泳教室に足を運ぶ。その日から陸よりも水中の方が生きやすいという水泳コーチ・薄原静香(綾瀬はるか)と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。泳ぎを覚えていく中で雄司は現実とも向き合うことになり、ある決定的な理由で水をおそれることになった雄司の、苦しい再生への第一歩だった。

この日はLittle Glee Monsterが駆けつけ、主題歌の「生きなくちゃ」の特別バージョンを生披露。司会からの「初めてですか?」という問いに、綾瀬が「ぴろちゃん」と長谷川のことを促すと、長谷川は「ぴろちゃん、初めてです。すごい楽しみです」と答える。生歌唱を聞いた後には長谷川も「3人でハモられた時にもちょっと俺もぐっと泣きそうになっちゃって、いかんいかんと思って。本当に素敵な歌声で、さらに癒やされますね。これが聞けたのが、今日1番の幸せです」と喜んでいた。

作品について聞かれると、綾瀬と2人で水中で抱き合ったシーンについて、長谷川は「とにかく潜ってなきゃいけないので、息を吐き出さないと潜れないんですよ。だから2人でこういっせいのせで吐いて潜るみたいな。でも、ずっと潜っていられないじゃないから、結構大変でしたよね」と苦労を明かす。綾瀬も「腰に重りを付けて。じゃないと絶対に浮いてきちゃう」と振り返っていた。