福島県とJR東日本仙台支社は18日、新潟・福島豪雨(2011年7月)により甚大な被害を受けた只見線会津川口~只見間について、復旧工事完了時期の見通しが立ったことから、2022年10月1日に全線で運転を再開すると発表した。
只見線の全線運転再開後、会津川口~只見間では1日3往復(会津若松発小出行3本、小出発会津若松行3本)の列車を運行予定。全線運転再開日には、記念式典やイベントを沿線自治体と連携して開催するほか、記念列車の運行も予定している。記念式典・イベントの詳細や全線運転再開後の具体的なダイヤなど、改めて発表するとのこと。
奥会津の四季折々の魅力を体感できる特別ツアーの実施も予定している。5月19日に専用WEBサイトを開設し、順次ツアーの募集を行う。
只見線会津川口~只見間に関しては、福島県とJR東日本が2017年6月、「只見線(会津川口~只見間)の鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書」を締結し、JR東日本により復旧工事が進められてきた。流失した第5・第6・第7只見川橋りょうの橋脚・桁架設・軌道工事はすべて完了し、2022年7月下旬から訓練運転を開始できるよう、引き続き復旧工事を施工するとしている。