本記事では、タイムラインという言葉について、SNSやビジネス、防災などのシーンごとの意味や、実際の使い方などを詳しく解説します。
タイムラインの意味とは
タイムラインは、LINEやTwitter、FacebookといったSNSに関連する言葉としてよく見聞きしますが、他にもビジネスや防災のシーンでも使われることがあり、本来の意味がつかみづらいという方もいるでしょう。そこで意味を一つずつ見ていきましょう。
タイムラインの本来の意味は、年表や時間軸、時系列など
タイムラインとは英語「time line」がもととなっており、本来は年表や時間軸、時系列、時間割、予定(表)、スケジュール(表)などという意味があります。過去の行動から未来の予定までを時間軸に沿って並べ、「経過」をわかりやすく表したものを指します。
タイムラインはさまざまなシーンで使われています。代表的なものをご紹介します。
LINEやTwitter、FacebookなどSNSにおける意味は、投稿履歴の一覧
タイムラインはSNSの機能としても一般的です。LINEやTwitter、Facebookなどで、自分や他者が過去に投稿したツイートやコメント、画像、シェアした内容などが、ほぼ時系列順に並べて表示されるものです。過去の情報をさかのぼって調べたいときなどにとても便利な機能です。
タイムラインの内容や設定方法はSNSによって変わりますが、リストやミュート機能などをうまく利用して必要なツイートやコメントだけをタイムラインに並べる、特定の広告を非表示にする、自分のタイムラインの公開設定を変更し他者に非公開にする、などが可能です。
ビジネスシーンにおける意味は、予定表
タイムラインはビジネスシーンでも使われます。予定表やタイムスケジュールなどとも言い換えられ、予定やタスクを時系列にまとめて、プロジェクト全体の流れを俯瞰で見られるようにしたものなどのことです。
タイムラインの防災における意味は、防災行動計画
タイムラインは、防災において「防災行動計画」という意味があります。防災行動計画とは、災害が発生したときに起こりうる状況を想定し、「いつ、だれが、何をするか」などの行動を時系列で整理したもののことです。
時系列にすることで、全体を俯瞰(ふかん)することができ、立場の違う人にも理解しやすくなるというメリットがあります。国や自治体に限らず、学校や企業、地域団体などでも作成されていることがあります。
動画編集における意味は、編集ソフトで時間とシーンの関係を把握させる機能
タイムラインは動画編集において使われることもあります。作品全体の流れを時系列で管理することで、編集作業をサポートする機能のことです。
タイムラインの使い方・例文
ここからは、タイムラインという言葉の使い方を見ていきます。先に挙げたシーン別に例文を紹介します。
LINEやTwitter、FacebookなどSNSにおける使い方・例文
・Twitterのタイムラインではさまざまなユーザーのつぶやきをみることができます。
・Twitterのタイムラインに流れてきたせいで、知りたくなかった情報を目にすることになってしまった。
・LINEのタイムラインは友人の近況を確認できるのでたまに使う。
・SNSのタイムラインに流れてくる情報の中から、自分にとって必要なものだけを見つけ出すことが大切です。
SNSにおいてタイムラインとは、いろいろな人からの投稿が次々に流れてくる場所を指します。それを意識すると会話の中などでも使いやすいでしょう。
ビジネスシーンにおける使い方・例文
・このプロジェクトのタイムラインはどうなっているのかを確認しておきましょう。
・タイムライン通りに作業を進められているかどうかをチェックしてください。
・タイムラインを大きく変更しなければならない事態が起こった。
・あらかじめタイムラインをしっかりと作った上でプロジェクトを進めるべきだ。
プロジェクトをタイムラインで時系列に表すことで、現在の到達地点などを俯瞰して確認することができます。
防災における使い方・例文
・災害が起こる前からタイムラインを確認し、避難経路などを理解しておくことが重要だ。
・災害が起こったらタイムラインにしたがって冷静に行動するようにしましょう。
・弊社では自治体の防災タイムラインをもとに、社員を災害から守るためのタイムラインを独自に作成しました。
タイムラインの類語・言い換え表現
タイムラインという言葉の類語や言い換え表現を覚えて、ボキャブラリーを増やしましょう。
TL
タイムラインは略して「TL」と表記されることがあります。特に、TwitterなどのSNS上ではTLと略して使用されるケースが多い傾向にあります。会話の中でTLと略すことはあまりありませんが、文面ではこのように表記されることもあるため、頭に入れておきましょう。
ログ
ログは記録という意味なので、そのままタイムラインと言い換えができる言葉ではありません。しかし、LINEやTwitter、FacebookといったSNSにおいては、加工の投稿履歴などをログと呼ぶことがあります。
スケジュール
タイムラインのことを、ビジネスシーンなどでスケジュール、スケジュール表と表現することがあります。タイムラインよりもわかりやすい表現なので、よりわかりやすく相手に伝えたい場合におすすめの表現です。
世代によってはタイムラインという言葉にピンとこないというケースもあるので、相手によって使い分けるようにしましょう。
タイムラインの意味を知って使いこなそう
タイムラインは英語の「time line」からきており、年表や時間軸、時系列などと訳される言葉です。実際には、過去の行動から未来の予定へと、時系列に並べたものを指しています。
タイムラインが使われるシーンで代表的なものは、SNS、ビジネス、防災などです。中でもSNSのタイムラインとは、LINEやTwitter、Facebookなどに備わった機能で、さまざまな人のつぶやきや投稿、画像などが次々と入ってくる空間をタイムラインと呼びます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。