砂浜に穴を見つけると、夢中になって掘ってはカニを捕まえて遊んでいた幼少期。カニといっても小さな砂ガニだったので、手のひらにのせても大丈夫でしたが、中には気を付けないと危ない種類も……

例えば、片方のハサミだけが大きいシオマネキ。

その安全な持ち方について、生き物大好き亀井裕介さん(@kame___suke)がTwitterで紹介しています。

シオマネキの正しい持ち方は1枚目でして、普通のカニの正しい持ち方をすると2枚目のようになります。
(@kame___sukeより引用)

立派なシオマネキですね。大胆にも大きい方のハサミを掴むのが正しいとは知りませんでしたが、2枚目を見ると納得。大きいハサミを持つ方が安全ですね。

この有益な情報に、「実証wwwwwwwwwwwwwww」「これは知らんかったw」「そうだったのか……………(何回も挟まれ済み……)」「すごくいいこと聞いた!」といった反応が。

また、シオマネキの姿に「えーっ! こんなおっきぃの!」「ハサミデカッ」「めっちゃ挟まれてるwww」「リーチの長さが良いですね」「とどくんだ笑」「めちゃめちゃカッコいいです」「可愛すぎます」といった声が続々と寄せられていました。

実は、福岡県にある「やながわ有明海水族館」の館長さんを務めているという亀井さん。どうりでカニにも詳しいわけですね。当時の状況についてなど、詳しくお話をうかがいました。

―― 「シオマネキの持ち方」というユニークな投稿をしようと思ったきっかけを教えてください。

・甲羅の形が台形なので、普通につまもうとしたら顔の近くしかつまめない
・オスは片方のハサミが著しく大きい

ということから、普通の持ち方では挟まれるということを経験上知っていて、普通の持ち方が通用しないというのは面白いなと思ってツイートしました。

補足ですが、今回は写真撮影のために片手で持ってますが、シオマネキはハサミの付け根と胴体を両手で持ってあげるのがベストです。

―― こちらの写真を撮った際の詳細なシチュエーションを教えてください。

友人と干潟でヤベガワモチという貝を探しているときに、かなり良いサイズのシオマネキが巣穴に潜ったのが見えたので捕まえました。「シオマネキを普通に掴んだらどうなるか比較写真撮ってみるか!」ということで、シオマネキに自分の指をわざと挟ませてツイートの2枚目の写真を撮りました。

なお、ヤベガワモチは見つかりませんでした。チクショー!

―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください。

正直なところ、ここまでの反響があるとは思いもしませんでした笑。水族館の広告にもつながったし、日本の生き物に対して注目が集まって非常に嬉しいです。自分は湿地帯生物ならなんでも好きで愛してるレベルなので、この調子で色んな生き物に注目が集まってほしいです!!


淡水魚、貝、昆虫、水草など、なんでも好きだという亀井さん。Twitterには、生き物愛が感じられる情報が多数投稿されています。生き物好きの方必見! ぜひ、「やながわ有明海水族館」の公式Twitter(@ariake_aquarium)とあわせて、チェックしてみてくださいね。