文化放送キャリアパートナーズは、2023年卒業予定の学生を対象とした「2023年卒ブンナビ学生調査(2022年3月上旬実施)」の調査結果を4月7日に発表した。本調査は3月1日~3月10日の期間、2023年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生461名を対象にWebアンケートにて行われた。

  • 【23卒】ブンナビ学生アンケート 調査概要

はじめに、「これまでもらった内々定の数」について尋ねると、「1社以上」が26.9%と、4人に1人以上が内々定を保有している結果が明らかに。一方「現在の就職活動状況」について尋ねると、「活動を継続する」は計95.0%となった。

続いて、内定承諾連絡の拘束力について「内定連絡を企業から受けた場合、どのくらいの意志を持つべきか」と質問。「断る可能性も視野に入れて承諾すればよい」(32.5%)、「とりあえず承諾しておけばよい」(7.2%)は、計39.7%となった。一方、「必ず入社しなければいけない」(15.4%)、「可能な限り入社しなければいけない」(44.9%)と、入社する必要があると考える回答は合計で約60%だった。

また、「内定承諾書を提出する際の意志」について調査したところ、「断る可能性も視野に入れて提出できればいい」(23.9%)、「とりあえず提出できればいい」(4.6%)との回答が計28.5%と3割近くに。その理由として、「法的拘束力がないため」、「とりあえずキープして安心しながら、より良い企業を見つけたい」などの意見があがった。

一方、「必ず入社しなければいけない」(21.7%)、「可能な限り入社しなければいけない」(49.9%)と、入社の意思がある学生は計7割を超えた。

続いて、「23卒の就職環境はどうなると思うか」の質問をしたところ、「楽勝」(6.3%)、「まあまあ」(64.0%)との回答が計70.3%と、昨対比+32.3ptで大幅に増加した。理由として「未だにコロナ禍ではあるが、企業も慣れてきて新卒採用に前向きになっているだろうと思うから」「コロナに適応してきており、一部の業界を除いて回復傾向にあると思うから」といった声が寄せられた。