今、SNSで話題の「カップスープごはん」! 市販のスープに、ごはんや具材をちょい足しして作る簡単レシピだと言う。最近は週末の炊事さえ諦め、冷蔵庫にストックするのはごはんに調味料、ドリンクだけという、なんともズボラなわが家にぴったりなメニューだ。
ということで、今回は各社が出しているアレンジレシピをもとに、お手軽「カップスープごはん」を作ってみた。味わいや香り、ボリューム、手間などズボラ夫婦目線でレポートしていく。
■きちんとチキン 鶏だし白湯スープ
【特徴】
旨味 :★★★★★
ボリューム:★★☆☆☆
香り :★★★★☆
手間 :★★☆☆☆
おすすめシチュエーション:飲んだあとの〆・朝ごはん
鶏むね肉の具材が入っているあっさりした味わいの「きちんとチキン 鶏だし白湯スープ」は、タンパク質10gが摂れるヘルシーな商品。容器の側面に記載されている通りにスープを作り、そこにごはんや余っていた具材を入れ「カップスープごはん」にしてみた。
【用意する材料】
・きちんとチキン鶏だし白湯スープ 1個
・温かいごはん 茶碗1杯分
・温泉卵 1個
・ネギ 適量
・ごま油 適量
・サラダキチン 適量
※公式にサラダキチンは掲載なし。今回は余っていた食材を追加
食べる前からごま油の香りが食欲をそそる本アレンジメニューは、旨味が凝縮された鶏がらスープとキチン・ネギの相性が抜群! 全体的にさっぱりしているが、温泉卵をプラスすることで濃厚さが加わり、これがまた美味しい。
個人的には夜ごはんというよりも、お酒を飲んだあとの締めとして食べるのにちょうどいい。お好みで柚子胡椒やのり、ラー油などを加えてみるのもおすすめだ。用意する材料が少し多かったので、手間は星2つ。
■きちんとチキン 鶏がら醤油スープ
【特徴】
旨味 :★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆
香り :★★☆☆☆
手間 :★★☆☆☆
おすすめシチュエーション:朝・夜ごはん
タンパク質10gが摂れるという本商品は、鶏の旨味がとけこんだ鶏がら醤油スープに鶏むね肉具材が入っている。こちらも同じく、ごはんや材料を入れて簡単アレンジレシピを試してみる。
【用意する材料】
・きちんとチキン鶏がら醤油スープ 1個
・温かいごはん 茶碗1杯分
・とろけるチーズ 適量
・黒胡椒 適量
・牛乳 適量
チーズと牛乳を入れることでまろやかさが加わり、醤油スープというよりも少し洋風の味わいに変化する。イメージとしては、リゾットとおかゆの間といったところだろうか。
材料を足すことで味の輪郭がくっきり出て、女性の筆者にとっては食べ応えがあった。ただ、ジャンクフード好きな夫は、少しパンチが足りなかったのか、塩胡椒やごはんを追加していたのでボリュームは星3つ!
■とろけるおぼろ豆腐 純豆腐 スンドゥブチゲスープ
【特徴】
旨味 :★★★★☆
ボリューム:★★★★★
香り :★★★☆☆
手間 :★☆☆☆☆
おすすめシチュエーション:がっつり夜ごはん
あさりを使用した海鮮だしをベースに、コチュジャンを利かせたチゲスープ。公式では「オートミールを入れてヘルシーに」と紹介されているが、今回はごはんに代え、さらに上から温泉卵をのせてクッパ風に仕上げる。
【用意する材料】
・とろけるおぼろ豆腐 純豆腐 スンドゥブチゲスープ 1個
・温かいごはん 茶碗1杯分
・温泉卵 1個
「本格的な旨辛」という通り、頭皮から汗がにじみ出てくるしっかりした辛さが印象的で、がっつり食べたいときにぴったり! また、とろっとした温泉卵がコクを加え、ボリュームもプラスしてくれる。
個人的には、チーズをお好みで少し加えてみても◎。辛さがマイルドになるので、辛いものが苦手な人や味変をさせたい人におすすめだ。パンチが効いた一品は、ズボラ夫婦のおなかをしっかり満たしてくれた。
■「クノール カップスープ」ミルク仕立てのきのこのポタージュ
【特徴】
旨味 :★★★★☆
ボリューム:★★★★☆
香り :★★★★☆
手間 :★★☆☆☆
おすすめシチュエーション:朝・夜ごはん
マッシュルームとミルクがたっぷりとけこんだポタージュに、ごはんを加えて、リゾット風にしていただく。
【用意する材料】
・ミルク仕立てのきのこのポタージュ 2袋
・温かいごはん 茶碗1杯分
・粉チーズ 適量
・温泉卵 1個
※茶碗1杯分に合わせてポタージュは2袋使用
食べる前から、きのこの上品で美味しそうな香りが鼻をくすぐる。一口いただいてみると、思っている以上にリゾット! とろみがあるので、おなかにしっかりたまってくれる感じもうれしい。
ちなみに、作るときはほんの少しお湯を少なめにすると、ごはんとポタージュがより絡みリゾット感が増す。味の素の公式では「たべてこ 朝マグ」と名付け、朝ごはん向けレシピとして紹介しているが、個人的には夜ごはんにもおすすめだ。
■「クノール カップスープ」ポタージュ
【特徴】
旨味 :★★★★★
ボリューム:★★★★☆
香り :★★★☆☆
手間 :★★☆☆☆
おすすめシチュエーション:朝・夜ごはん
北海道産のじゃがいもに、たまねぎやにんじんなどの野菜がとけこんだ、コクのあるクリーミーなポタージュ。こちらもリゾット風にアレンジしていただいてみる!
【用意する材料】
・「クノール カップスープ」ポタージュ 2袋
・温かいごはん 茶碗1杯分
・とろけるチーズ 適量
・温泉卵 1個
※茶碗1杯分に合わせてポタージュを2袋使用
温泉卵とチーズを入れ、よりまろやかで深みのある味わいに仕上がったリゾットアレンジは、老若男女問わず万人受けする一品に! クルトンのサクサク食感がアクセントとなり、飽きずに食べ進めることができる。
筆者はもちろん、夫もおなかいっぱいとのことでボリュームは星4つ。お皿を洗う作業が1つ増えるので、手間は星2つに(それぐらい手間じゃないと言われてしまうかもしれないが、ズボラ夫婦なので許してほしい)。
「カップスープごはん」はほぼ具材を入れるだけの、お手軽レシピ……いや、ズボラレシピと言っても過言ではないだろう。また、余っているごはんや具材を活用できるのも、ズボラ夫婦にとってはうれしいポイント。「カップスープごはん」は紹介した以外にも、各社からさまざまな種類が登場しているので、ぜひあなたの好みを見つけてみてほしい。
共働き夫婦はもちろん、春から1人暮らしを始める人など、新生活のおともに「カップスープごはん」を取り入れてみてはいかがだろうか。