子どもの事故防止に関する情報配信を行うTwitterアカウント「消費者庁 子どもを事故から守る!」(@caa_kodomo)では、幼児乗せ自転車の転倒事故に関する注意喚起の動画を投稿しています。走行中だけでなく、駐輪場など停車中も注意してほしいとのことです。

【#幼児乗せ自転車 #転倒事故 に注意!】
走行中だけでなく停車中も転倒事故は発生! 幼児乗せ自転車を安全に利用するために、乗せる前にヘルメット・ベルトの装着、車道と歩道の段差の乗り越えに特に注意!停車中は幼児からは目を離さず、前座席は後乗せ、先降ろしを!(@caa_kodomoより引用)

投稿された動画では、保育園の駐輪場でお迎えに来た際の転倒事故の様子が撮影されています。

  • (@caa_kodomoより引用)

隣の自転車を倒してしまい、子どもを乗せた自転車の手を離して直そうとします。

  • (@caa_kodomoより引用)

前座席に子どもが乗った自転車は、バランスを崩して転倒してしまいました。

  • (@caa_kodomoより引用)

消費者安全調査委員会の資料から編集されたというこの動画の事例では幼児にけがはなかったとのことですが、安全に利用するために乗せる前にヘルメット・ベルトの装着、また車道と歩道の段差の乗り越えには特に注意してほしいと呼びかけています。またこの動画のような事故を起こさないよう、停車中は幼児からは目を離さず、前座席は後乗せ、先降ろしをしてほしいとのこと。

消費者庁では、幼児乗せ自転車の転倒事故防止に関するチラシも配布中とのこと。Twitterでも画像を投稿しています。

  • (@caa_kodomoより引用)

消費者庁によると、動画のような前乗せタイプは後ろ乗せタイプの幼児乗せ自転車に比べてケガが約6倍という結果があるそう。幼児乗せ自転車に子どもを乗せるときは「乗せる前にヘルメットを被せる」「被せたらあごひもを締める」「乗せたらシートベルトを締める」と改めて注意喚起を行うほか、停車時に転倒を防ぐためのポイントとして、「傾斜やデコボコのない場所に停車」「荷物はバランスよく配置」「子どもの乗車後は目や手を離さない」と3つの項目を挙げています。

  • (@caa_kodomoより引用)

幼児乗せ自転車も、一般の自転車と同じように乗る前の点検や定期点検も忘れずに。自転車が重いため、ブレーキパッドが擦り切れやすいそうです。また前乗せ・後ろ乗せのどちらのタイプを選ぶかは、乗せる人数以外にも、子どもの年齢・身長・体重などを参考に、幼児用座席の取扱説明書に従って選ぶことで転倒の危険を抑えられることや、購入時は自転車販売店にて確認・相談をしてほしいと呼びかけも行っています。

なお、より詳しい情報は消費者庁Webサイト「Vol.586 幼児を乗せた際の自転車の転倒に注意!」でも確認することができます。