車を購入する時は、納車日を決める必要があります。できるだけ縁起がいい日だとうれしいですが、忙しくてどうしても都合がつかないこともあるでしょう。赤口は仏滅とともに縁起が悪い日として知られていますが、納車日にはどうなのでしょうか。
この記事では、赤口の意味や赤口の納車について解説していきます。さらに、納車におすすめの日取り・時間帯などを紹介するので、近々車の購入予定がある人で六曜を考慮したいという人は、ぜひご一読ください。
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赤口納車の縁起の良し悪しや、納車に縁起がいい日取りや時間帯などを紹介する記事です
赤口とは?
「赤口(しゃっこう)」とは、「六曜」において「仏滅(ぶつめつ)」に次いで縁起が悪く、あらゆる物ごとに不向きなお日柄とされています。ただし、正午前後の午前11時～午後1時のわずかな時間帯は吉です。
また赤口は、「火や刃物に用心するべき日」「公事・訴訟・契約の凶日」としても知られています。
そもそも六曜とは
「六曜」とは暦注のうち、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類のこと。毎月の基準日を起点に、順番で毎日入れ替わります。
日本では古くから行事のお日柄を判断する際に用いられており、カレンダーに記載されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。広く風習として定着しているため、何かする際は必ず六曜を確認するという人も大勢います。
六曜の由来
「六曜」は、もともと中国における時刻の吉凶占いだったものが日本に伝来し、六曜に変化したといわれています。その後、明治6年の太陽暦採用後には日の吉凶占いとして取り入れられるようになりました。
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赤口は六曜において縁起が悪い日とされています
赤口納車は縁起が悪いの?
「赤口」は六曜では凶日にあたるため、避けたほうがいいとされる行事がいくつかあります。一方、特に気にする必要はないとされる行事も。ここでは、赤口に避けたほうがいいことと、行っても問題がないことについて見ていきましょう。
赤口納車は諸説あり
納車日に赤口を選ぶのは、「赤口」の「赤」が血や事故を連想させることから望ましくないという説もありますが、とくに問題ないという説もあります。
ただし赤口は「火や刃物に用心するべき日」なので、車内で包丁や火で調理を行うキャンピングカーの場合は注意したほうがいいかもしれません。
縁起が気になるけれどやむを得ず赤口に納車をする場合は、吉となる時間帯である正午前後に納車してみてはいかがでしょうか。
赤口に避けたほうがいいこと
赤口は、火や刃物を扱うのに用心した方がいいとされる日。結婚式にはキャンドルサービスやケーキ入刀の演出が行われることがあるため、避けた方がいいと言われています。入籍などの慶事も避けた方が無難です。
また、火事を連想させるため引っ越しも避けた方がいいとされています。そのほか赤口は契約の凶日ともいわれるため、住宅の購入などの契約もできるだけ避けた方がいいでしょう。
赤口に行っても問題ないこと
赤口はお祝い事には不向きな日とされていますが、葬式や法事は行っても問題ないとされています。また、六曜は宗教とは関係ないため、神社やお寺への参拝日に選んでも差し支えないでしょう。
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赤口納車は避けた方がいいという説と、特に問題ないとする説の両方があります
赤口以外の六曜
六曜は各月の基準日から、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順番で繰り返します。赤口の基準日は6月と12月の1日。それ以外の六曜にも基準日がそれぞれ割り振られています。
ここでは、赤口以外の六曜の意味と基準日を見ていきましょう。
先勝
「先勝(せんしょう・さきがち)」とは六曜の中で、何かを行うなら早い方がいいとされる日です。午前中は吉、午後は凶なので、行事を設定するなら午前にするといいでしょう。また、先勝は勝負ごとにいい日ともいわれています。
暦の上で先勝が基準日となっているのは、1月と7月の1日です。
友引
「友引(ともびき)」は六曜のうち、相打ち勝負なしの日のことで、何をしても勝ち負けがないといわれています。また、「友を引く」という意味もあるといわれているので、結婚式などの慶事には向きますが、葬式は避ける方がいいでしょう。
友引が基準日に設定されているのは、2月と8月の1日です。
先負
「先負(せんぷ・せんぶ・さきまけ)」とは六曜のうち、何ごとも先んじてはいけないとされる日を指します。何か用事があっても午前中はなるべく動かず、午後に行うのがいいでしょう。
3月と9月の1日が、先負の基準日に設定されています。
仏滅
「仏滅(ぶつめつ)」は六曜のうち、あらゆることが凶とされる日。なかでも結婚式などの慶事には不向きと考えられ、避ける人が多いです。引っ越しや納車には吉という説もあります。
仏滅の基準日に設定されているのは、4月と10月の1日です。
大安
「大安(たいあん)」は六曜の中で、万事にいいとされる吉日です。おめでたい日とされており、結婚式に人気の日なので、大安に結婚式を挙げたい場合は早めに予約しましょう。
大安が基準日に設定されているのは、5月と11月の1日です。
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赤口以外の六曜の意味と基準日を紹介しました
納車におすすめの時間帯
車の購入は大きな買い物なので、できるだけ吉となるタイミングで納車を迎えたいと考える人も多いでしょう。ここでは六曜を基準に、納車におすすめのタイミングを紹介します。
赤口
先述のとおり、赤口に納車しても特に問題ないという考え方もあります。もし縁起を気にするなら、凶である朝夕は避け、吉とされる午前11時～午後1時の間を選ぶといいでしょう。
先勝
先勝は大安に注ぐ吉日とされています。そのため、納車日に先勝を勧めるディーラーも多いようです。
先勝に何かを行うなら午前中が吉なので、納車日を先勝にする場合は午前中がより望ましいでしょう。
友引
友引は、朝夕が吉、正午前後は凶の時間帯とされています。もし吉凶を気にするなら、午前11時～午後1時を避けた時間帯に納車するのがいいでしょう。
先負
先負は先勝の対極で、午前中は凶、午後からは吉とされています。やむを得ず先負に納車になりそうという場合は、午後からの納車にするといいでしょう。
仏滅
仏滅はあらゆることが凶とされているため、結婚式などのお祝いごとは避けられますが、納車には吉日だとする考えもあります。なお、仏滅は終日凶とされ、時間帯による吉凶はありません。
大安
大安は六曜において、何ごとを行うにもいいとされる大吉の日のため、納車日によく選ばれます。大安も時間帯による吉凶はありません。一日を通して吉とされています。
納車日だけでなく、車の登録日に大安を選ぶ人も多くいるようです。最短納車でなくても構わないという場合は、六曜で縁起のいい日とされる大安を選んでみていはいかがでしょうか。
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六曜の暦によって納車におすすめの時間帯は異なります
赤口納車の是非には諸説あり
六曜のうちの一つである赤口は、公事や訴訟、契約には凶日とされています。車の契約日としては避けた方がいいかもしれません。
一方で納車日としての赤口には諸説あり、特に問題ないという説もあります。ただし、火や刃物に用心するべき日とされているので、キャンピングカーは避けたほうが無難です。
六曜で縁起のいい日に納車したいのに、どうしても赤口にしか都合がつかない場合は、正午をはさんだ前後2時間を選ぶといいでしょう。
参考：国立国会図書館「吉凶を表す言葉①六曜」
