ワークポートは3月17日、「職場の『パワーハラスメント』の実態」に関する調査結果を発表した。調査は3月3~7日、20~40代の同社を利用している全国の男女ビジネスパーソン449人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「職場でパワハラを受けたことがありますか」と聞くと、「はい」(66.6%)、「いいえ」(33.4%)となった。

  • 職場でパワハラを受けたことがありますか

また、「パワハラを受けたときにどうしましたか」と尋ねると、「転職・退職を考えた(転職・退職をした)」(72.9%)、「誰にも相談せず我慢した」(36.8%)、「同僚に相談」(28.4%)、「家族・友人に相談」(28.1%)、「上司に相談」(20.1%)、「職場の相談窓口(部署)に相談」(13.0%)、「公的機関に相談」(8.0%)、「弁護士に相談」(5.7%)、「その他」(3.3%)となっている。

  • パワハラを受けたときにどうしましたか

そして、「どんなパワハラか?(受けたか)」と聞いたところ、「暴言・侮辱(言葉の攻撃)」(74.2%)、「過剰な業務・過酷な業務の強制」(45.8%)、「能力の過小評価・成果を認めない」(45.2%)、「無視・仲間はずし」(27.8%)、「プライベートへの介入」(26.1%)、「労働者への権利侵害」(22.7%)、「業務をさせない・与えない」(22.4%)、「性的・身体的な差別、嫌がらせ」(9.7%)、「暴行、傷害(身体的な攻撃)」(8.0%)、「その他」(7.8%)という結果だった。

  • どんなパワハラか?(受けたか)

次に、「職場でパワハラを見たり、聞いたりしたことがありますか」と尋ねると、「はい」(42.0%)、「いいえ」(58.0%)となった。

  • 職場でパワハラを見たり、聞いたりしたことがありますか

さらに、「中小企業のパワハラ防止措置義務化により、どの程度パワハラが改善されると思いますか」と聞くと、「とても改善される」(2.9%)、「やや改善される」(22.0%)、「あまり改善されない」(49.9%)、「まったく改善されない」(25.2%)となっている。

  • 中小企業のパワハラ防止措置義務化により、どの程度パワハラが改善されると思いますか