小田急電鉄は、「ロマンスカーミュージアム」が4月19日で開業1周年を迎えることを記念し、特急ロマンスカー・VSE(50000形)がテーマのイベント「ロマンスカーミュージアムで“ときめき”と“ワクワク”をもう一度」を3月23日から開催すると発表した。
中心となる企画は、小田急電鉄の公式Facebookで募集したVSEに関する写真・コメントの中から20作品を選んで展示する「VSEの思い出展」。車両と歴史を紹介するパネルや走行映像、乗務員・アテンダントの制服展示なども展示する。VSEへの感謝の気持ちを自由に書き込めるメッセージボードも設置する。
約8年かけて制作されたVSEのOゲージ模型も展示。約40分の1スケールで、車体だけでなくシートや乗客など細部まで再現しているという。通常はGSE(70000形)で運行している「ジオラマパーク」のジオラマ運転体験も、イベント期間中はVSEで運行するとのこと。いずれも実施期間は5月23日までとなっている。
4月9日からは、3週にわたって土曜日の閉館後に特別講演会を開催。VSEの設計・デザインを担当した岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表の岡部憲明氏を招くほか、VSEブランドの確立などに奔走した小田急電鉄社員が、「革新」をテーマにVSEに込めた思いなどを話す。
ミュージアムカフェ「ROMANCECAR MUSEUM CLUBHOUSE」では、3月23日からVSEをテーマにショートケーキを作るワークショップや限定デザインのクールケーキの販売を行う。4月19日以降、海老名近郊および沿線の食材を使用したカレーライスやハンバーガーなどのメニューリニューアルも予定しているという。