JR東日本は10日、東京駅周辺の回遊性の高い歩行者ネットワークの強化に向け、東京都・JR東海とともに検討し、これまで準備工事など進めてきた東京駅南部東西自由通路について、このほど本体工事に着手すると発表した。使用開始は2029年頃を予定している。
JR東日本では、日本の首都東京の顔にふさわしい多彩な魅力と先進の機能を有する駅として、東京駅周辺地区の都市空間整備を進めているという。
東京駅南部東西自由通路については、東京駅の東西地区の交流や連携を強化し、駅周辺の回遊性の高い歩行者ネットワークの形成を図るため、東京駅の南側に丸の内エリアと八重洲エリアをつなぐ自由通路として整備を行うとしている。
自由通路は地下1階に設けられ、ゆとりある歩行者空間とするとともに、利用者にとってわかりやすい通路にするとのこと。幅員は8m、延長は約290m(うち八重洲方の一部は整備済)とされている。