三井住友トラストクラブは3月9日、ダイナースクラブカードに付帯して発行しているMastercardブランドの「コンパニオンカード」に、2022年4月から本人認証サービス(3Dセキュア)を導入すると発表した。
本人認証サービスを拡大
本人認証サービスは、利用者を「なりすまし」などの不正使用から守る技術。同社は、特に安全性が高いとされるワンタイムパスワード方式(本人にしか通知されない都度発行のワンタイムパスワードを入力して本人確認を行う手続き方法)を採用し、2019年から同社発行のクレジットカードに導入している。
今回、サービス提供対象外であったダイナースクラブ コンパニオンカードにも、「Mastercardでしか決済できない店舗でも安全にカードを使用したい」という顧客の声に対応し、サービスの拡大に至ったという。
同社は、3種類の国際ブランドカードを発行しており、全ブランドの本人認証サービスを提供している(一部サービス提供対象外のカード種別あり)。今後も、「キャッシュレス社会を支えるクレジットカードの安全性、利便性の向上のため、さまざまな取り組みを推進する」としている。
ダイナースクラブ コンパニオンカードは、ダイナースクラブカードの付帯カードとして追加発行できるMastercardブランドのカード。請求、利用代金明細、ポイントを付帯元のダイナースクラブカードに一本化することができる。ダイナースクラブカードとコンパニオンカードの2枚で、国内・海外、実店舗・オンラインショップのほぼすべてのカード加盟店で利用可能となる。年会費無料。