子どもの頃は何も気にせず、知らない子でもすぐに仲良くなれたのに、成長するにつれていろいろと理解できるようになり、ちょっぴり人見知りになったーー。

人間の成長過程ではよくあることかと思いますが、現在ツイッターでは、とある猫ちゃんについて描かれた「成長」の比較絵が話題になっています。

昨日深夜にろんさんがうちに来た時のこと投稿したけど、あの時の(0さいの)ろんさんは森羅万象を愛する無敵の存在だった…(7歳の今のろんさんは色々な経験を経て無敵ではなくなった)
(@bou128より引用)

  • (@bou128より引用)

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投稿したのは「AKR@3巻でました(@bou128)」さん。0歳の頃は「ひとりぼっち」以外のすべてに対して「すき」だった感情が、7歳になった今は大きく変化。
「知らない人」や「車」、「動物病院」が今では「こわい」ものだと認識するようになったそうです。一方で、「会ったことある人」「ほかのネコ」などは、「すき」から「大すき」にランクアップしている点も見逃せません。

この7年間の成長をわかりやすく描いた比較絵はツイッターでも大きな注目を集め、ツイートは2.5万件のいいねを獲得(3月2日時点)し、コメントも多数寄せられました。

「大すきが増えてますね〜!!!!」

「知らない大人と車は怖いと学ぶ。なんだか人間みたいだなー(´・ω・`)」

「30分で知り合いになるなんて…ロンさん、コミュ力の鬼だな」

「中身わんこなのでは…」

「私もこの会社来た時は上下左右わかってなくて無敵だったなぁ……いろいろわかってしまって、とてもよくわかる、気持ち」

「動物病院の先生達は好きってそれだけでも凄い。」

飼い主さんに聞いてみた

この猫ちゃんの名前は「ろん」さん。これまでどのような経験を積んで成長していったのか、飼い主のAKRさんに話をうかがいしました。

ーー「すき」が「大すき」になった理由や、「すき」が「こわい」に変化した理由をわかる範囲で教えてください。

以前はみんな好き!という感じでフラットに誰にでも・何にでも構ってもらいたがったのですが、成長して危機感が育ち「誰にでも」ができなくなった結果、安全に構ってもらえるひとに対する気持ちが濃縮されて強くなったように感じています。

「こわい」になった理由は心当たりがあって、小さい時は車に乗っても病院に行っても楽しそうだったのですが、一度膀胱炎になって車に乗せられ、病院へ行き、入院してひとりぼっち生活を数日経験してしまったら、車も病院も「いやだ〜!」になってしまいました。

ーーろんさんの普段の様子や性格、可愛らしいと思うところなどを教えてください。

小さい頃から変わらず温厚で甘えんぼうな性格です。いつも顔を近づけると鼻と鼻をあわせてあいさつしてくれ、話しかけるとジッと顔を見てよく聞いてくれる、律儀なところがかわいいなと思っています。


いろんな経験を経て「大すき」と「こわい」が増えた黒猫のろんさん。甘えん坊で鼻を合わせて挨拶をしてくれるなんて、とても可愛いらしいですね♪

黒猫ろんさんとの暮らしを単行本にした『黒猫ろんと暮らしたら』も発売されているので、気になる方はぜひ手に取ってみてくださいね。