WOWOWドラマ『連続ドラマW 正体』(3月12日放送・配信開始 毎週土曜22:00~。全4話/第1話は無料放送)の完成報告会見が25日に都内で行われ、KAT-TUNの亀梨和也、黒木瞳、市原隼人、貫地谷しほりが登壇した。

  • 亀梨和也

染井為人氏の同名小説を、『事故物件 怖い間取り』でも亀梨とタッグを組んだ中田秀夫監督が実写ドラマ化。ある夫婦の殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑を宣告された鏑木慶一(亀梨)が移送中に脱獄。逃走しながらも潜伏先で出会う人々をさまざまな窮地から救っていくサスペンスエンターテインメントとなっている。

2月23日に36歳の誕生日を迎えた亀梨。会場に来られなかった中田秀夫監督からは「これから俳優としてもモリモリと実力を磨いていくんだろうなと思います。今回もしっかり準備をして作品に入った亀梨さんと気持ちよく仕事ができました。またご一緒できる機会がありますよう願っています」とメッセージが寄せられた。

誕生日当日を「仕事で愛のある言葉をたくさんかけていただいたり、ちょっといいご飯を食べたり」と振り返り、36歳の抱負を「まだなったばっかりで変化を感じていないのですが、出会いやめぐり合わせ、ご縁を大切にしたい」と述べた。さらに「年男なので『ガオー』と頑張っていきたいです」とキュートなトラポーズも披露。

今回演じる役どころについては、劇中で「めちゃくちゃイケメン」と紹介される台詞に「頑張らないといけないな」と気合が入ったという。さまざまな変装姿も見どころで、人生初の金髪を「5時間かけて染めました。“ムラシャン”というものも人生で初めて使いました」と振り返った。さらに3話では“一重”に挑戦。撮影の際現場に来た監督がよそよそしかったため「何かしたかな……」と不安になっていたところ、監督は亀梨だと気付いていなかったようで、後から平謝りされたという。亀梨は「監督の要望で一重にしたのに」と苦笑いしながらも「監督さえ欺けたので、リアリティのある変装ができたかな」と満足げな表情を浮かべた。

そんな亀梨に恋心を抱く役どころの貫地谷。姉弟役で共演した経験から「最初は恥ずかしいかなと思ったのですが、現場に入ったら、大好きでした!」と愛を叫んだ。亀梨は「最近乾燥するんだよね、って話していたら保湿にいい入浴剤をくれました」と貫地谷とのエピソードを話し、貫地谷も「この見た目で『かゆいんだよね』って。愛おしかったです」とニッコリ。

市原は亀梨の印象を「会った瞬間から、真摯に作品に向き合っている方だと感じました。芝居の中の空気感がすごく好きでした。繊細でときに大胆で、まわりをすごく見ている方」と語り、「難しい役どころにしっかりと向き合っている姿に惚れました。こういう役者が増えたらいいなと心から思いました」と絶賛した。

最後に亀梨は今作について「誰もが当事者として捉えられる部分があると思いますし、そのあたりを楽しんで頂きつつ少しでも心に留めて頂ける作品に仕上がったかなと。役者業を続けるにあたって、大きなギフトをもらったような作品でした」と感謝を述べ「ぜひWOWOWをよろしくお願いします」としっかりアピールした。