コンビニといえば、日本では全国各地に多くの店舗がある身近な存在です。しかし、「コンビニってカタカナだけど、英語なの?」「コンビニって英語でなんていうの?」と疑問を持っている人もいるはず。

この記事では、コンビニの英語表現、発音はもちろん、コンビニでの買い物や接客で使われる英語のフレーズについても紹介します。日本とは異なる海外のコンビニ事情についても触れるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

  • コンビニの英語表現

    コンビニの英語表現、買い物や接客で使われるフレーズなどを紹介します

コンビニの英語表現

コンビニは英語では「convenience store」と表現します。日本でも「コンビニエンスストア」という表現が使われており、これを略して一般的に使われている言葉が「コンビニ」です。

「convenience store」のほかにも英語での表現の仕方があり、アメリカとイギリスでの違いもあります。海外のコンビニ文化についても触れながら、コンビニの英語の表現について解説します。

アメリカでのコンビニの英語表現

アメリカでは「convenience store」のほかに、コンビニのことを「gas station(ガソリンスタンド)」と表現する場合もあります。生活に車が欠かせないアメリカでは、ガソリンスタンドにコンビニが併設されていることが多いためです。

なお、アメリカでは「convenience store」という表現は、実際の会話では使わず、店名で表現する傾向にあります。たとえば「お昼ご飯はコンビニで買ってきた」を英語でいうときに「I bought lunch at a convenience store.」ではなく「I bought lunch at Lawson.(お昼ご飯はローソンで買ってきた)」など、お店の名前を使うのが一般的です。

コンビニ以外のデパートなども、業態ではなく固有名詞としてのお店の名前を使って表現します。

アメリカのコンビニでは、幅広い商品種類を備えたドリンクマシーンや、ホットドッグやピザ、ドーナツといった手軽に食べられる商品が置かれています。日本のコンビニとの違いは、基本的に雑誌コーナーがないという点などです。

イギリスでのコンビニの英語表現

イギリスでは、「convenience store」以外にも「corner shop」「local shop」などの表現が使われます。

ヨーロッパでは、24時間営業が禁止されていたり、宗教上の理由から日曜日の営業が規制されていたりなど、日本のコンビニとは異なる営業スタイルです。ヨーロッパでは、夕方に閉店することが多く、ガソリンスタンドに併設された店舗や観光地の店舗などは、深夜ごろまで営業しているケースもあります。

  • コンビニの英語表現

    コンビニの英語表現の仕方を覚えておきましょう

コンビニの英語の意味

コンビニの英語表現である「convenience store」の「convenience」には、以下のような意味があります。

  • 便利
  • 好都合
  • 都合のいい
  • 便利な設備

「store」の意味は、以下のとおりです。

  • 商店
  • 雑貨店

「convenience store」で、「便利なお店」という意味となります。

  • コンビニの英語の意味

    「convenience store」の意味も把握しておきましょう

コンビニの英語の発音

「convenience store」の発音の仕方について紹介します。

コンビニの発音は「ビ」にアクセント

「convenience store(コンビニエンスストア)」は、発音するときに「ビ」の部分にアクセントが置かれます。発音の仕方も「ビ」よりも「ヴィー」と発音するのが近いイメージとなります。

アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いもあり、気になる方はぜひ実際のネイティブの発音も聞いてみましょう。

  • コンビニの英語の発音

    「convenience store(コンビニエンスストア)」の発音を知り、実際に練習してみましょう

コンビニは英語表現でも省略するの? 略語は?

「コンビニエンスストア」を省略して「コンビニ」と呼んでいますが、英語でも同じように省略をするのか、どんな略語があるのか気になる人もいるでしょう。ここからは、コンビニの略語表現について紹介します。

英語表現では省略はしない

英語では、「コンビニエンスストア」を「コンビニ」とは省略しません。「convenience store」は通じますが、「コンビニ」という言葉は日本で作られた言葉のため、英語として通じません。

ネイティブとの会話では、省略せずに「convenience store」と表現する必要があります。

また、アメリカなら「gas station」、イギリスなら「corner shop」「local shop」という表現や、「7-Eleven(セブン‐イレブン)」「Family Mart(ファミリーマート)」「Lawson(ローソン)」などの店名を使ってみましょう。

日本で使われる略語CVS

日本では、小売業や流通業界などでコンビニエンスストアのことを「CVS」という略称で表現することがあります。「convenience store」のアルファベットをとって表現した言葉です。

料金の支払いをコンビニが代行するサービスのことを「CVS料金収納代行サービス」と表現するなど、CVSという略語を使ってコンビニをあらわすこともあります。

CVSというアメリカのチェーン店がある

アメリカには、「CVS」と呼ばれる薬局のチェーン店があります。24時間営業で、コンビニに近いようなドラッグストアです。「CVS」は「Consumer Value Stores」をあらわすとされています。

  • コンビニは英語表現でも省略するの? 略語は?

    英語では、日本の「コンビニ」のような略語はなく、「コンビニ」は通じないので注意しましょう

コンビニで使える英語の例文【買い物・接客フレーズも】

コンビニで使える英語の例文を紹介します。買い物のときや接客で使われるフレーズを知っておけば、海外でコンビニに行ったときに買い物がしやすくなり、店員さんとのやりとりにも困らずに済みます。

ぜひ、コンビニで使われる英語表現やフレーズも覚えておきましょう。

コンビニで買い物するときの英語の例文

コンビニで、買い物をするときに使える例文を紹介します。

・Do you sell coffee?
コーヒーは売っていますか?

・Where is the pizza?
ピザはどこにありますか?

・Payment by credit card, please.
支払いはクレジットカードでお願いします。

コンビニの接客で使われる英語の例文

コンビニで、店員が接客の際によく使う例文を紹介します。

・Water is on the far right of the refrigerator.
水は冷蔵庫の一番右にあります。

・I'm sorry, we're out of pizza.
すみません、ピザは売り切れです。

・Your total is 4 dollars 50 cents.
お会計は合計4ドル50セントです。

コンビニについて知っておきたい英語の例文

そのほか、コンビニに関係する英語表現を紹介します。

・shopping bag、carrier bag、plastic bag
レジ袋
・Please give me a plastic bag.
レジ袋をください

・receipt
レシート
・Do you need a receipt?
レシートは必要ですか?

・hot drinks
温かい飲み物
・Do you sell hot drinks?
温かい飲み物は売っていますか?

  • コンビニで使える英語の例文【買い物・接客フレーズも】

    英語表現を覚えておけば、海外での買い物で役立ちます

コンビニの英語表現やフレーズを使いこなそう

コンビニの英語表現は「convenience store」です。しかし、アメリカでは「gas station」や店名で呼ばれることが多く、またイギリスでは「corner shop」と呼ばれるなど、国によって異なります。

アメリカではガソリンスタンドに併設されているのが一般的で、イギリスでは24時間営業のお店は少ないなど、日本のコンビニ事情とは異なる部分もあります。

コンビニでの買い物に使える英語のフレーズについて、多くの英語表現を覚えておけば、海外生活や旅行などで役立つでしょう。