キャッシュレス決済が普及し、ポイ活をする人が増えました。ポイ活といってもクレジットカード、ポイントカード、バーコード決済、プリペイドカードなど種類はさまざま。本記事ではそのなかから、クレジットカードのポイ活について紹介します。
ポイ活にぴったりの人気のクレジットカードを比較していますので、ぜひ自分に合うクレジットカード選びの参考にしてください。
ポイ活に役立つクレジットカードの選び方
ポイ活にクレジットカードを使うなら、店頭やネットショッピングの支払いはもちろん、毎月の携帯電話料金や公共料金の支払いに紐づけておくのも手。自ずとポイントが貯まっていきます。
上手にポイ活するには、やはりどのクレジットカードを選ぶかがとても重要です。ここでは、自分に合うクレジットカード選びのコツを紹介します。コツを押さえてポイントをどんどん貯めましょう。
クレジットカードを使うシーンをイメージする
まず、これから選ぼうとしているクレジットカードの目的を考えます。買い物に使いたいのか、携帯料金や光熱費の支払いに使いたいのか。買い物に使う場合も、コンビニやスーパーといった日常の買い物なのか、ファッションや家電、家具などたまの買い物に使うのかで選び方は変わってきます。自分のくらしを改めて振り返ってみましょう。
ポイントの還元率をチェック
ポイ活には還元率が大きく関わってくるもの。「還元率1%」なら100円につき1ポイント、「還元率0.5%」なら200円につき1ポイントという計算です。
なかには「還元率1%」としながらも、300円で3ポイントという条件が付く場合があります。コツコツ貯めるには同じ「還元率1%」でも、100円につき1ポイントのほうが適していると言えるでしょう。
ボーナスポイントやキャンペーンが豊富かどうか
クレジットカード自体の還元率はもちろんですが、なかには頻繁にボーナス付与のチャンスがあったりキャンペーンが開催されていたりするカードもあります。こうした情報はメールなどで配信されます。
クレジットカード選びの参考にしてみましょう。
年会費は有料か、無料か
最後に年会費がかかるかどうかをチェックしましょう。せっかく還元率が高くキャンペーンが豊富で有利にポイ活できていたとしても、年会費が高いとあまりお得とは言えません。
クレジットカードの年会費は1000円程度のものから3000円程度が一般的ですが、高いものでは10000円程度のものもあります。できるだけ年会費は無料のものを選びましょう。
ただし「年会費無料」とうたっていても、永年無料のほかに、初年度のみ無料、利用金額に応じて無料になるなど、条件付きのものもあります。条件を満たせなかった場合は年会費が発生していまいますので、事前に細かくチェックしましょう。
ポイ活の初心者向け_ユーザー数が多いクレジットカード4選
ここからは初心者でもポイ活をスムーズに始められる、クレジットカード4種類をご紹介します。ユーザー数が多い人気のカードです。
楽天カード
楽天でショッピングする機会が多い人は、楽天カードがおすすめ年会費は永年無料です。楽天市場アプリを使用し、楽天カードで支払った場合の還元率は3.5倍と高水準。さらにキャンペーンも頻繁に開催されるので、ポイントゲットのチャンスがたくさんあります。
ショッピングのほか、楽天銀行、楽天トラベル、楽天モバイルなどの利用者なら、さらに効率よくポイ活が可能に。また、楽天ETCカードを持っていれば、高速道路を通過するたびに楽天ポイントが100円貯まります。なお、楽天ETCカードでは条件に当てはまらない場合には年会費がかかることがあります。
PayPayカード
PayPayカードは、PayPayでの支払時に選択することでボーナスが付与されるクレジットカードです。通常の買い物に発生するポイントに、1%上乗せして還元されます。さらに、Tポイントカードを登録してYahoo!ショッピングでPayPayカードを使えば、合計3%の還元率に。Yahoo!ショッピングを使う機会が多い人におすすめです。
また、年会費は初年度も2年目以降もずっと無料。楽天カードと並んで、余計なコストをかけずにポイ活を始めたいという人にもうれしいカードでしょう。
エポスカード
マルイの店舗とネットショップ「マルコとマルオの7日間」にて、年4回10%オフになるキャンペーンを実施。また、全国10,000店舗以上の提携店でお得な優待を受けることができるので、アミューズメントやスパなどを利用したい人にもおすすめです。タッチ決済付きなので、支払いが簡単・スピーディーなのもうれしいところ。
年会費は永年無料で、海外旅行の傷害保険がついているのも魅力的。頻繁に旅行に行く人や万が一に備えて低価格で保険に入っておきたい人も安心でしょう。
Visa LINE Payクレジットカード
LINEポイントが2%還元されるクレジットカードです。LINE Payアカウントに登録していれば、事前にチャージしなくてもLINE Pay決済を利用できます。
初年度の年会費は無料ですが、翌年度以降は料金が発生する点に注意が必要です。ただし年に1回でも使用すれば年会費が無料になるため、そこまで高いハードルには感じないでしょう。
ポイ活を有利に_還元率が高いクレジットカード4選
ポイ活に慣れているという人や、還元率をとにかく重視したいという人におすすめのクレジットカードを紹介します。クレジットカードを利用する機会が多く、効率的にポイントを貯めたいというニーズに応えてくれるカードです。
三井住友カード(プラチナプリファード)
三井住友銀行のプラチナプリファードは、ポイント還元率は通常1%ですが、店舗によっては最大9%になるのが特徴です。なかでもコンビニ大手3社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)では4%還元されます。さらに継続時に条件を満たすことで、最大40,000ポイントが付与されるというキャンペーンがあるのも魅力的。
年会費は税込みで33,000円かかりますが、国内外で使える旅行保険がついています。頻繁に国内外での移動があるという方に人気のカードです。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード、クレジットカード、電子マネー(WAON)の機能が1枚にまとめられた便利なカードです。イオングループを利用するとWAONポイントが2倍で貯まったり、イオンシネマの映画料金がいつでも割引になったりするなど、イオンを頻繁に利用する人におすすめのカードです。
会員向けのキャンペーンの種類も豊富です。年会費は無料で、2年目以降も料金は発生しません。
エネオスカード
車での移動が多く、ガソリン代の支払いにクレジットカードを使いたいという場合におすすめなのがエネオスカードです。ガソリンや軽油がいつでも割引になるカードもあるので、ガソリン代の節約にもつながります。
また、レンタカーの優待やロードサービスなど車にまつわるサービスが充実しているのも特徴です。メンテナンス料金の割引などもあり、車周りの支払いをカードで済ませたい人におすすめです。年会費は初年度無料ですが、翌年からは発生します。
ライフカード
ライフカードは、年会費が永年無料、初年度のポイントが1.5倍になるクレジットカードです。利用開始から1年間はポイントが効率的に貯まる期間なので、積極的に利用することをおすすめします。
さらに、誕生日の月はポイントが3倍になるという特典も。また、利用金額に応じて最大2倍のポイント還元率になります。
クレジットカードの作りすぎに注意_デメリットとは
気になるクレジットカードが複数見つかった人もいるかもしれません。しかし、クレジットカードの作りすぎには注意が必要です。作りすぎのデメリットについて解説しますので、正しく把握しておきましょう。
短期間の申し込みは不審に思われる
クレジットカードの申し込み履歴はすべてカード会社に把握されており、共有されています。複数のカード会社に同時に申し込みをしていたり、たくさんのカードを作成したりしていると不審に思われ、カードの審査がとおりにくくなることがあります。
特典を狙って短期で解約するのもNG
クレジットカード会社は多くの人に利用してもらいたいため、広告で宣伝を行っています。宣伝に莫大な費用がかかるのはもちろん、ポイントなどの還元についても経費などが発生しています。クレジットカード会社は、手数料などで収益をあげているので、短期解約されると利益にはつながりません。
そのため、クレジットカードの申し込み・解約を頻繁にしていたり、短期間でたくさん申し込んだりしている人がいると審査がとおらない可能性があります。
メインカードの限度額をあげられない
クレジットカードをたくさん作ると、メインカードの増額が難しくなることもあります。クレジットカードの限度額は返済能力によって決まるので、「この枚数の返済能力が認められない」と判断されると、限度額の引き上げができない可能性もあります。
管理が大変になる
キャッシュカードが一体になっているカードの場合、新たに銀行口座を開設する必要があります。その場合、銀行口座も増えてしまい管理が大変になるかもしれません。クレジットカードの引き落とし日までに、どの口座にいくら残高が必要なのかを把握するなど面倒なことが増えてしまいます。
口座管理が手に負えなくなって、支払いが滞ることは避けたいものです。
ポイ活は、自分に合ったクレジットカードで
ポイ活を有利にすすめるには、自分のくらしに合ったクレジットカードを選ぶことが大切です。公共料金の支払いに使うのか、大きな買い物のときにだけ使うのか、スーパーやコンビニでも使いたいのか。具体的にシーンをイメージすれば、数あるクレジットカードから選びやすくなります。
当然、年会費の有無やポイント還元率はポイ活するうえで欠かせない要素。ただし、還元率が高いもののなかには年会費が発生するものもあるので、きちんと確認しましょう。
ポイ活したいからと特典だけに目がくらんでクレジットカードを作りすぎると、カード会社からの信用を失いかねません。注意しましょう。