映画『真夜中乙女戦争』(1月21日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が29日に都内で行われ、永瀬廉(リモート)、池田エライザ、ビーツ(猫)、二宮健監督が登場した。
同作は作家・Fによる初の小説の実写化作。上京し東京で一人暮らしを始めた大学生の“私”(永瀬)は、「かくれんぼサークル」で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”(池田エライザ)に惹かれつつも鬱屈とした日々を過ごしていたが、人の心を一瞬で掌握してしまう不思議な男“黒服”(柄本佑)と出会ったことで状況は一変。廃墟に作った映画館で映画を見ては他愛のない悪戯を繰り返す2人だったが、ささやかだった叛逆は徐々に過激さを増していき、全ての退屈を破壊する“真夜中乙女戦争=東京破壊計画”に着手する。
28日にKing & Princeのメンバーの岸優太が新型コロナウイルス陽性であることが発覚したことから、濃厚接触者に該当する可能性のある永瀬は急遽リモートで舞台挨拶に参加した。元気いっぱいに登場した永瀬だが、「リモートあるある」で話がかぶってしまうことも。笑ってしゃがんでしまう池田に、永瀬は「"タケノコニョッキ"みたいになってる」とつっこむも「伝わらないかな」と苦笑。「俺、しゃべっていい?」と聞いておきながら、「え、何しゃべってたっけ」とわからなくなるといった一幕もあった。
黒がドレスコードのイベントで、リモートながら黒のタキシードを着ていた永瀬が「家の下に衣装が置いてあって」と事情を明かしつつ、「下はちょっとさすがにリモートなので油断しちゃってるんですけど、黒のバスパン履いてます」とラフすぎる生足を見せると会場からはどよめきが。「油断しすぎ」とつっこまれながらも「ちゃんとカチッとして気持ちで臨んでるので」とキリッとする。
またスペシャルゲストで猫のビーツが現れると「見たい」と画面に近づくなど自由な永瀬。最後に挨拶をしていると電話の着信音が鳴ってしまうというハプニングが起こり、仕切り直して「この映画の『絶望は光になる』という部分は、改めてこういう状況になったからこそ、僕も強く感じることができましたし、皆さんもこの映画から希望というものを少なからず見出していただけたらなと思います」とメッセージを送る。さらにリモートでフォトセッションに参加した永瀬が、「さっき電話鳴ったの、岸さんでした。申し訳ない。本当に困っちゃいますよ」と明かし、会場を驚かせていた。