映画『ノイズ』(1月28日公開)に出演する神木隆之介の場面写真が20日、公開された。
同作は筒井哲也によるサスペンスコミックの実写化作。絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”の青年・泉圭太(藤原竜也)と幼馴染の猟師・田辺純(松山ケンイチ)は、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)とともに誤って小御坂睦雄(渡辺大知)という男を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、実は元受刑者のサイコキラーだった小御坂の足取りを追って県警が島に押し寄せることに。第2、第3の死体が増える中、すべてを隠し通せるのか。凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意(ノイズ)が染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。
この度公開されたのは、一人のノイズによって壮絶な事件に巻き込まれていく警察官・守屋真一郎の新規場面写真。守屋は本作の舞台となる猪狩島にある島唯一の駐在所に帰ってきた新米警察官という役どころで、泉圭太と田辺純を本当の兄のように慕う心優しい青年だ。しかし、平和な島に突然現れた一人の“ノイズ・小御坂陸雄”を殺してしまったことで、次第に島全体に不穏な“ノイズ”が広がっていくことになる。守屋は“島を守るため”という純粋な想いから、殺人を「全部なかったことにしましょう」と提案し死体隠しに加担するが、正義感の強い彼は次第に自分自身を攻め、精神的に追い込まれていくことになる。場面写真では、ふだんの神木の爽やかな姿とは違い、追い詰められ周囲をうかがうような悪い顔が収められている。
全編にヒリヒリとする緊張感が漂い、豪華キャスト陣による心理戦が繰り広げられる本作だが、守屋は観客と共に“一つのきっかけから事件に巻き込まれていく男”として、スクリーン上で輝きを放っている。守屋を演じた神木も先日のジャパンプレミアで「観た人全員が共犯者」と発言し、本作について「まるでドキュメンタリーのような作品」と表す。さらに「これまで味わったことのない臨場感と没入感がこの作品には存在しています。完成された作品を観て、本当にその場にいるような気がしてなりませんでした。廣木監督の長回しのカットや、近距離で僕らのお芝居を撮っていてくださったからこそ、この臨場感が生まれたんだと感じています」と作品全体に広がるリアリティのある緊張感と臨場感を絶賛している。
(C)筒井哲也/集英社 (C)2022映画「ノイズ」製作委員会