日産自動車は1月14日、新型「フェアレディZ」(日本市場向けモデル)を「東京オートサロン2022」にて公開した。併せて特別仕様車の「Proto Spec」も発表。新型「フェアレディZ」は「Proto Spec」を皮切りに、6月下旬頃より販売を開始する。

  • 「東京オートサロン」にて日本市場向けモデルの「フェアレディZ」を公開

「フェアレディZ」は世界中のファンに愛され、これまでに世界で180万台以上を販売したスポーツカー。新型「フェアレディZ」(米国名「Z」)は歴代「Z」へのオマージュを感じさせるデザインをまといながら、最高出力298kW(405PS)、最大トルク475Nm(48.4kgf・m)の新開発3リッターV6ツインターボエンジンを搭載。「他のやらぬことをやる」という同社のDNAを象徴するモデルとして、2021年8月にニューヨークで全世界に向け初公開した。

  • 240台限定の特別仕様車「Proto Spec」を発表

「東京オートサロン」では日本市場向けモデルの「フェアレディZ」を公開すると共に、特別仕様車「Proto Spec」を発表した。

  • イカズチイエローとスーパーブラックの2トーンのボディカラーのエクステリア

2022年6月下旬頃に発売する240台限定の「Proto Spec」は、2020年に公開した「フェアレディZ」プロトタイプから着想を得た特別仕様車。イカズチイエローとスーパーブラックの2トーンのエクステリアには、専用カラーのレイズ製19インチアルミ鍛造ホイール(チタニウムゴールド)や4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ(イエロー)などを装備する。

  • 専用カラーのレイズ製19インチアルミ鍛造ホイールや4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキなどを装備

インテリアには本革・スエード調ファブリックコンビシート(イエローセンターストライプ、イエローステッチ、イエローアクセントライン)などを採用すると共に、インストパネル、ドアトリムクロス、MTシフトノブブーツ、ニーパッドなどに専用カラーステッチを施している。

  • 本革・スエード調ファブリックコンビシートなどを採用し、インストパネル、ドアトリムクロス、MTシフトノブブーツ、ニーパッドなどに専用カラーステッチを施している

「Proto Spec」はオンラインでの注文となり、フェアレディZメルマガ会員登録が必要。240台を超える応募があった場合は抽選の上、当選者を決定する。応募開始は2月7日を予定。希望小売価格は696.63万円だ。

同社では新型「フェアレディZ」を通じ、最新のスポーツカーのデザイン、パフォーマンス、そしてワクワクを届ける、としている。なお、今回の「フェアレディZ」の公開に併せ、CITIZENとNISSANがコラボレーションして商品化した新型「フェアレディZ」の腕時計も同日初公開した。