働き方の多様化や共働き世帯の増加などを背景に、ビジネスウエアではカジュアル化が進み、アイロンやクリーニングの手間を抑えられる「ノンアイロンシャツ」を好む人が近ごろ増えているという。

そんな中で人気を集めているブランドが、税込み6000円台からという価格帯でオーダーシャツをオンラインで購入できる「SOLVE」だ。

完全オンラインのサービスを提供する一方で、外苑前駅から徒歩2分のSOLVE本社では無料の採寸サービスを実施。オーダーシャツの魅力を気軽に体感できるサービスも展開している。今回は実際に取材班が無料の採寸サービスを体験し、「SOLVE」のオーダーシャツを購入してみた。

オーダーシャツがぐっと身近な存在に

初心者でも試しやすく、普段使いしやすい、こだわりのシャツを6,578円(税抜)からという手頃な価格オーダーメイドすることができる「SOLVE」。サイズなどを入力するだけで注文できるオーダーシャツのオンラインショップを展開している。

その最大の特徴は「SOLVE」が定番の生地として使用する「超ノンアイロン」というオリジナル生地。アイロン掛けが不要で高い形状・立体安定性を備える。

「オーダーシャツをお求めになるお客様にうかがうと、クリーニングなどのメンテナンスが不要なシャツを探している方は非常に多いです。普通、ノンアイロンシャツは綿ポリですが、「超ノンアイロン」は綿100%なので肌触りも抜群。自宅の洗濯機で洗って干すだけでシワのない状態を保ち、ハンガーに吊るしたままでも型崩れせず、美しいシルエットをキープします」(SOLVE担当者、以下同)

綿から糸への生成も自社で一貫して行うことで、高品質ながら低価格な生地を実現しており、ラインナップも豊富。襟型、カフス、身頃、ボタンなど多様なカスタマイズも据え置き料金で可能だ。

「全部で約200種類のオーダーシャツを展開しており、商品の価格帯に関係なく制限なしでカスタマイズできます。他社様では入口商品を2~3種類に絞っているケースもありますが、我々のオーダーシャツは6,578円(税抜)のものだけでも約60種類。追加料金なしで刺繍などの各オプションの選択ができ、胸胴差などサイズも詳細に選べる。襟だけでも10種類あるのでディティールまでこだわり抜けます」

痒いところに手が届く顧客体験

SOLVEはIT企業から独立して創業された成り立ちもあって、公式オンラインショップのインターフェイスなども痒いところに手が届くデザインで、非常に使いやすい。

選択できる要素が多いだけに悩む人も多そうだが、サイト内でパーツやオプション別に人気のカスタマイズをランキング形式で公表しているのも嬉しいポイントだ。

「初めてのオーダーシャツだと、特にオーソドックスなスタイルを志向する方が多いので、よりスタンダードなものを選びやすくしています。価格帯もそうですが、オーダーメイドの楽しみをより多くの方に知っていただけるように、サイトの仕様や設計も配慮していますね」

サイト上でカスタマイズしていくとCGで立体的に反映されてビジュアル化されるので、出来上がりがイメージしやすい。

「デザインをしているだけでも楽しいと思います。サイズについては既製品のS・M・Lサイズも参考にできる仕様なので、例えばMサイズをベースに裄丈だけ少し伸ばすといった調整もオンラインで可能です。30日間無償のお直しサービスもあるので、想像と違った場合は後から調整することもできます」

お試しでのカスタムオーダーもしやすいそうだが、せっかくのオーダーシャツなら自分にぴったりのサイズ感や着心地にとことんこだわりたい人も当然いるだろう。

「他社さんのものでも、すでに気に入ったオーダーシャツをお持ちの場合は、着払いで送っていただければ、弊社の方で採寸します。また、お電話やサイトの予約ページからお申し込みしていただき、対面での無料採寸サービスをご利用いただく方法もあります」

一番人気の「超ノンアイロン」シャツをオーダー

実際に取材班も対面での採寸サービスを体験してみた。採寸するのは、首まわり、裄丈、肩幅、胸まわり、胴回り、裾まわり、カフス、着丈など。この採寸サービスはユーザーの要望を受けてテスト的に本社のスペースを使って始めたものらしく、今後は採寸の拠点を増やしていく予定もあるという。採寸後はその場でスタッフと相談しながら、スマホを操作して実際にオーダーシャツを作り上げていく。

生地は「超ノンアイロン」で転職や就職活動でも無難な白を、襟のデザインはネクタイをする機会も考えて「レギュラー」を選択。「レギュラー」にも「レギュラー」「レギュラーミドル」「ショート」の3種類があり、最近新たに追加されたという「レギュラーミドル」を選んだ。

カフスは特にマナーなどはないので好み次第になる。胸ポケットの形に合わせて考える人が多いそうで、ポケットを付けない場合はラウンドが定番のようだ。胸ポケットに関しては「なし」がフォーマルとされているが、スマホなどを入れられる機能性もあり、「SOLVE」ユーザーはポケットをつける⼈がやや多いという。

前立てはボタンダウンシャツなどカジュアルシャツなら表前立てが良さそうだが、ビジネスフォーマル向けの裏前立てがよりオーダーっぽい。後ろ身頃も基本的には好み。ただ、形態安定加工が強い「超ノンアイロン」生地の場合、背中にダーツを入れると折り目の戻る力が強いため、超ノンアイロンを選んだ場合は「なし」がおすすめとか。

見た目の印象を左右しやすいボタンとボタンホールは選んだ生地によってカラーの選択肢が変わる。今回は白生地に合わせて一番ベーシックな白に。ボタンは艶感のある白蝶貝を選んだ。

追加料金なしで刺繍の有無、刺繍を入れる場所と書体、糸の色も選べる。多いのはイニシャル、もしくは下の名前のイニシャルと名字をすべて表記するパターンで、大文字・小文字の選択も可能だ。場所は「肩」「身ごろ」「カフス」の3パターンで、より正式とされるのは左の胸ごろらしいが、年配の人は「肩」、若い人は「カフス」がそれぞれ人気とのこと。

ひと通りデザインを決めたら、「超スリム」「スリム」「普通」「ゆったり」の4つからサイズ感を決め、先ほど採寸した数字をサイズ表に照らし合わせて入力する。ストレッチが利いていない生地の場合は「スリム」くらいがおすすめとのこと。

スマホ決済やカード決済などにも対応しており、オーダーしてから3週間の案内だったが、実質2週間ほどで手元に届いた。

その着心地については、首周りから袖周りまでジャストサイズで、窮屈さはゼロ。「既製品のシャツで肩幅や首周り、腕周りがきつかった」という経験がある方は、是非お試しいただきたい。

既製品サイズが合わない体格の方でもジャストサイズのシャツが仕立てられる。SOLVEはオーダーシャツデビューの1着目としてもおすすめしやすい商品のようだ。