俳優の町田啓太が、テレビ東京の新水ドラ25枠『ダメな男じゃダメですか?』(2月2日スタート 毎週水曜25:00〜)の主演を務めることが13日、明らかになった。
同作は、テレビ東京と「めちゃコミック(めちゃコミ)」が共同で開催する、漫画化とドラマ化を同時に実現する作品を選ぶコンテストによるドラマ。主人公の田町権太(町田啓太)と祖母のカツヨ(宮崎美子)の中身が入れ替わってしまい、2人の新たな人生、そして若い孫の体を手にしたカツヨが破天荒に暴れまくる痛快コメディドラマとなる。
漫画化とドラマ化作品を同時に選ぶドキュメンタリープロジェクト『僕を主人公にした漫画を描いてください! それをさらにドラマ化もしちゃいます!!』の12日放送回で、見事大賞に選ばれたのが、めちゃコミックで『とうきょう便利屋24時。』シリーズを連載中の主婦漫画家・大盛のぞみの『ダメな男じゃダメですか?』だった。東京で偽りの人生を送る見栄っ張りな大学生と田舎暮らしのパワフルなおばあちゃんが入れ替わってしまうという物語で、"やりたいことに向けて正直に生きること"をテーマに、「自分を偽らなくても、ありのままで生きて良いということ。人間誰しも必ず光るものがあるということ」を描いていく。
本プロジェクト審査委員長でもある町田がヘタレ青年な主人公・田町権太を演じ、権太とは性格が真逆でどんなことにも挑戦していくスーパーポジティブなおばあちゃんの落合カツヨを宮崎美子が演じる。またいつも権太のことを気にかけてくれる学生時代からの権太の彼女・葛西真央役に深川麻衣、権太の大学時代のバイト仲間で権太を慕う後輩・中野奏助役に加藤清史郎が決定した。
町田啓太 コメント
田町権太は「周りから見た自分像」を意識するあまり、見失ってしまった本来の自分を探している人物なんだなと思いました。彼の極端な変化を楽しみながらしっかりと演じていきたいと思います。
もちろん権太とカツヨの入れ替り劇も注目して頂きたいポイントですが、原作者の大盛さんが僕になったらやってみたい…かもしれないことを盛り込んでくださったと聞きました。そして僕のふるさとの言葉を僕が話すのも聴いてみたいと。まだ出会ったことのない自分に出会えそうだと見事に挑戦心をくすぐられました。
宮崎さんが演じられるカツヨは豪快さとチャーミングさの混在が素敵だなと思い、そこを表現していくのが課題だと感じました。なのでお会いした瞬間からできる限りの情報交換をさせてもらいました。撮影が終盤になってもずっと続けています。たまにやりたい放題に僕がカツヨを演じるので謝ってばかりですが、笑って包み込んでくださる宮崎さんのお人柄に救われています。
癖の強い愉快な物語になっています。初めてこんなにも作品づくりに深く関わらせてもらえたので、普段あまり言いませんが敢えて言わせて頂きます。絶対観てください。平日の深夜にひっそりと笑ってもらえたら嬉しいです。
宮崎美子 コメント
入れ替わりものは初めてなので、楽しい挑戦ができると思いました。町田さんも素敵ですし。台本を読んで、また、同時に漫画も見て、これをやるのか!?と、衝撃を受けました。思ったよりも個性的なおばあちゃんだったので、少し不安もありました。というのは、漫画原作があるものはどうしても、原作と実写で比べられるので、頑張らなくてはと、思いました。実際、撮影していきますと、入れ替わった後の方が分量が多いので、元のばあさん役に戻るとすごく楽なんです。また、田町という青年はSNSの中で虚構の自分を作っているので、最初は、その感じを理解するのが難しかったです。でも、聞いてみると、実際に、そういう風に本当の自分と、SNSとで違う自分を演じている人もいるそうで・・・
このドラマは登場人物は少ないですが、それぞれのキャラクターがとても立っていて、分かりやすく楽しめます。カツヨばあちゃんは、実際の家族にいたらちょっと厄介な感じもしますが、正直で気持ちのいいキャラなんです。遠い親戚とか、近所のおばあちゃんくらいでちょうど良い感じですが。ハチャメチャなところもあって、笑って見ていただけるのですが、一方で本来の自分とは何か?自分に嘘をついて生きてないか、それで良いのか?なんて考えてみる機会にもなるお話です。ちょっと深い時間ですが、町田さんがおばあちゃんなんですよ。見逃したらもったいないです。
深川麻衣 コメント
田町とカツヨをはじめ、登場人物みんながとてもチャーミングで愛おしく感じられるお話で、台本を読みながら思わずニヤニヤしてしまいました。「2人の中身が入れ替わってしまう!」という内容の作品はこれまでもありましたが、このドラマではまた今までにない遊び心とスパイスが加わっていて、どんな方にも楽しんでいただける内容になっていると思います。ぜひ、お楽しみにしていてください!
加藤清史郎 コメント
中野奏助役の加藤清史郎です。
田町が大学時代に勤めていたバイト先の後輩、と聞いていたのですが、蓋を開けてみたら、英語を流暢に話すことができる、大手広告会社に勤めるエリートで。大学生である僕自身とは、年齢も環境も全くかけ離れた役柄でしたので、「これはやりがいがあるぞぉ!」ととっても燃えました。
中野くんは入れ替わった2人に振り回されまくります(笑)。乞うご期待下さい!!
原作:大盛のぞみ コメント
大賞をいただくことが出来たのがありがたすぎて信じられず、未だに夢なんじゃないだろうか……と思う時があります。神様が超気合い入れて作ったんだろうなあ、としか思えない町田啓太さん。
演じていただけるなら、普段のイメージとかけ離れた主人公を見てみたい!と思いこの作品を作りました。
今回生まれたキャラクター<田町権太>と<落合カツヨ>を通して、私がたくさんの希望をいただけたような気持ちです。素晴らしい経験をありがとうございました。
(C)「僕ドラ」製作委員会 (C)大盛のぞみ/めちゃコミックオリジナル