映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』初日舞台挨拶が30日に都内で行われ、松本潤、香川照之、杉咲花、木村ひさし監督が登場した。
同作はTBSテレビで2016年、2018年に放送され人気を博した松本主演の連続ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』の映画化作。個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメントで、松本演じる超型破りな弁護士・深山と、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田の名コンビがスクリーンに登場し、新たなヒロインとして杉咲花扮する新米弁護士・河野穂乃果も加わる。
強烈な新キャラを演じた杉咲だが、香川から「0.2秒くらいでスイッチ入るんですよ」と無茶振りされ、その場で「ビシッ!!」と決め台詞を披露。「ドラマのクランクインをした気仙沼で『ビシッ!! と言ってください』と言われて、最初どういう意味かわからなくて」と苦笑する。その時点では木村監督も「やろうかな、やらないかなというふうに考えているところ」だったそうで、松本も「だって、ちょっと切りやすいように、編集しやすいように言ってましたもんね。最初の気仙沼は花ちゃんが朝ドラ明けの状態だったので、だんだん『ビシッ!!』の成長があった」と明かし、杉咲は「最初は弱かったなって改めて思いました」と反省していた。
さらに杉咲が、「穂乃果の笑い声は、松本さんがアドバイスくださって」と明かすと、松本は「やめてください」と崩れ落ちる。甲高い声で笑うという特徴のあるキャラクターで、杉咲が松本から「ゆくゆくは林家パー子さんのようになってほしい」と言われたことを暴露すると、松本は「襲名してね。もう1回映画があったら、たぶんピンクの衣装になってる」と乗っかり、「現場の笑い声がちょっと似てらっしゃったんです。みんなでしゃべってる時の笑い方がちょっとあのテイストなんですよ」と理由を説明。「深山についていこうとするキャラクターだから、親父ギャグを言って滑ってる空気をどうにかいい方向に持っていこうとして空回って笑うというのが面白いのかなと言ったら、採用されました」と経緯を語った。