アイドルグループ・乃木坂46が29日、東京国際フォーラムで行われた『第72回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:30~23:45 ※中断ニュースあり)のリハーサルに参加。グループを代表して秋元真夏、齋藤飛鳥、生田絵梨花、遠藤さくら、山下美月の5人が取材に応じた。

  • 乃木坂46の遠藤さくら、齋藤飛鳥、生田絵梨花、秋元真夏、山下美月(左から)

今回の紅白ステージをもって1期生の生田がグループを卒業。これまで節目に披露してきた「きっかけ」を生田のピアノ伴奏で披露する。

生田は「今回『きっかけ』をピアノで伴奏させていただくんですけど、演奏していると、いつもみんなと歌って踊ってパフォーマンスしているのと違って、客観的に周りの景色を見える。グループにいる最後というのも実感しながら、ここから巣立っていくんだなというのも感じながら大切に歌えたらなと思っています」とラスト紅白への思いを語った。

生田との最後のパフォーマンスとなることについて、心境を聞かれた齋藤は「生ちゃんとは10年間一緒に頑張ってきた。最後の最後、ピアノを弾いてもらう演出を作ってもらってメンバーとしてうれしい。“うちの生田すごいんだぞ”っていうのを見せつけたい」と明かした。

キャプテンの秋元は「生ちゃんとはたくさんの思い出がある。寂しい気持ちあるけど、最後の日を目前にすると、努力家過ぎる生田絵梨花が、しがらみを気にせずに楽しめるステージにしたいという思いが強い」とコメント。遠藤は「生田さんと披露できるのは紅白が最後。寂しい気持ちも大きいけど、生田さんにとって素敵な最後のステージになるよう精一杯頑張りたい」、山下は「私が加入する前から生田さんが紅白に立っている姿をテレビで見ていた。最後のステージ一緒に立たせてもらってうれしい。後輩として、グループ3、4期生が引っ張っていかなきゃって一人ひとり自覚している。生田さんの背中を見て学べるステージにしたい」と意気込んだ。

乃木坂は今年8月で結成10年を迎え、節目となる年に7回目の紅白出場を決めた。秋元は「私たちにとって大事な年に7回目の紅白に出られるのは、メンバーとして色んな思いを持って望まないといけない。この曲は私達にとってもファンの方にとっても思い出の曲。ここから11、12年歩んでいく、始めの一歩になればいい」と話した。

年末恒例の「今年を漢字一文字で表すと?」という質問が出ると、秋元が「繋」と回答。「10周年もあるし、ここから色んな世代に繋げていきたいので“繋ぐ”という漢字がいい。ここまで繋いできたものを後輩に受け渡して繋いでほしいし、新しいものに変えて新たな風を吹かせてもらいたい」と思いを打ち明けた。

今年の『紅白歌合戦』は2年ぶりに有観客で開催。例年会場としてきたNHKホールが改修中のため、東京国際フォーラムでの開催となる。今年のテーマは「Colorful~カラフル~」。司会は、俳優の大泉洋、女優の川口春奈、同局の和久田麻由子アナウンサーが務める。なお、川口は紅白初司会、大泉は昨年、白組司会を務めており、2回目となる。

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