徳禅庵は12月16日、「親子で話しておきたい"終活"に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は11月17日~19日、全国の20歳以上の子供がいる40代~70代以上の男女800名と、全国の両親がともに健在の20代~60代以上の男女1,000名を対象に、インターネットで実施した。
「老後の生活」や「終活」について、親子で話をしたいか尋ねたところ、62.6%が「話したい」と回答した。「話したい」と回答した人に対し、実際に話をするか聞くと、「話をする」と回答した人はそのうち41.7%となっている。さらに、「老後の生活」と「終活」両方について話せている人は19.4%だった。
親子間で「老後の生活」や「終活」についての会話をしにくいか尋ねると、親世代は39.5%、子世代では63.0%が「話しにくい」と答えた。
話しにくい理由を聞くと、親世代では「気をつかわせたくないから」(46.8%)、「まだ早いと感じるから」(41.4%)、「お金が絡む話だから」(27.2%)が多かった。一方、子世代では「気まずいから」(36.0%)、「気をつかわせたくないから」(31.9%)、「暗い雰囲気になるから」(30.8%)が上位を占めている。
子供や孫に自分の墓について負担をかけたくないと思うか尋ねたところ、91.8%が「負担をかけたくない」と答えた。しかし、実際、子供に「老後の生活」や「終活」について負担をかけないために準備出来ているという親世代は全体の21%に留まっている。70代を超えても3割の人しか準備出来ていないということがわかった。
子世代に、先祖や親の墓の事を負担に感じる理由を尋ねると、「金銭面での負担」(56.6%)と最も多く、「お墓参りまでの距離が気になる」(39.4%)が続いた。
先祖や親のお墓に定期的に墓参りにいきたいと思うか聞くと、82.1%が「行きたい」と答えた。定期的に墓参りにいけない・いけなさそうな理由については、「距離があるから」(41.7%)という回答が最も多かった。
墓参りをする場合、自宅からお墓までの希望距離について尋ねたところ、親世代の57.5%、子世代の60.2%が「30分台以内」と回答した。
子供や孫に墓参りに来て欲しいと思うか尋ねると、82.1%が「来て欲しい」と答えた。「思わない」は37.6%となっている。