SATORIは12月10日、「マーケティングオートメーションの導入実態」に関する調査結果を発表した。調査は9月16日~22日、首都圏1都3県在住の20~69歳の会社員(営業/企画マーケティング/商品開発/広報などの関連職従事者)620名を対象にWEBで行われた。

  • CMOまたはマーケティング管理職やリーダーの在籍状況

    CMOまたはマーケティング管理職やリーダーの在籍状況

「あなたがお勤めの会社にCMO(最高マーケティング責任者)、もしくはそれに該当する管理職やリーダーの役割の方はいますか?」と尋ねたところ、「CMOがいる」が32.6%、「その他役員が兼務」が20.3%と、半数以上が「企業にCMO(該当する役員含む)がいる」と回答。

また、「マーケティング管理職やリーダーがいる」(31.6%)を含めると、84.5%という結果に。欧米と比べ、日本にはCMOがまだまだ少ないものの、マーケティングツールを導入・検討する企業の増加に伴い、CMO(マーケティング管理職やリーダー含む)をおく企業が増えてきたと言える結果となった。

  • 新型コロナウィルスの影響によるマーケティング活動の変化

    新型コロナウィルスの影響によるマーケティング活動の変化

次に、「新型コロナウィルスの影響によって、あなたがお勤めの会社でマーケティング活動に変化はありましたか?」と聞いたところ、59%が「マーケティング部署を新設した」「マーケティング予算を増加した」「マーケティング部署に増員した」「マーケティングツールを導入した」「実施はしてないが検討した」と回答。半数以上の企業が、マーケティングに関する組織体制を強化したことがわかった。

  • MAツール導入・検討に至るまでの企業の課題

    MAツール導入・検討に至るまでの企業の課題           

また、MAツール導入・検討に至るまでの課題を教えてもらったところ、「業務の効率化」(39.0%)が最も多く、次いで「営業活動の仕組化/効率化」(37.1%)、「マーケティング活動」(36.4%)、「データ分析/活用/一元化」(35.9%)と続いた。