明治安田生命保険相互会社は11月29日、「生まれ年別の名前調査」の結果を発表した。2021年生まれの人気の名前は1位が男の子で「蓮」、女の子で「紬」となった。同調査は1989年からスタートし、今年で33回目。

  • 2021年生まれの赤ちゃんの名前、男の子は「蓮」・女の子は「紬」がトップに

男の子の名前は、『蓮』くんが2年ぶり7回目のトップに。同社は「コロナ禍の長期化により、対面による人とのつながりや行動等が制限される 環境下だからこそ、「人とのつながりのなかで困難に打ち克つ子に」「人を結び付ける子に」などの 想いが名付けの背景にあるのかもしれません」とコメントしている。

また2位には、「明るい光(陽)」「空高くはばたく(翔)」を連想させる『陽翔』くん、3位には広大な海や空のように「さわやかで清々しい」「美しく壮大な自然」を連想させる『蒼』くん、「社交的でグローバルな雰囲気」を連想させる『湊』くんが根強い人気で上位にランクインした。

女の子の名前は、『紬』ちゃんが調査開始以来初の1位を獲得。同社は「今年は、全国で爆発的に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るいました。「紬」の字が持つ「丈夫で長生き(健康)」「人の輪をつなぐ(つながり)」を連想させるイメージや「ツムギ」の音が持つ 「音の柔らかい響き」が与える温和感などに人気が集まったのかもしれません」とコメントしている。

ほかにも、「紬」を使用した名前の表記として、『紬希』ちゃんが今回8位(前回86位)に大幅ランクアップ。2位には「明るい光(陽)」「芯の強さやたくましさ(葵)」などのイメージがあり、かわいらしさと美しさを連想させる『陽葵』ちゃん、3位には「凛とした」「凛々しい」に加え、逆境を乗り切る 「たくましさ」を連想させる『凛』ちゃんが昨年同様、上位にランクインしている。

名前の読み方としては、男の子のでは「ハルト」くん(13年連続トップ)、女の子では「メイ」ちゃんが1位に入った。

この他、「大輝」くんや「ジュン」くん、「美誠」ちゃんや「椛」ちゃんなどオリンピックで活躍した選手の名前の順位も急上昇。活動休止した嵐さんが歌う「カイト」と同じ読み方の「カイト」くんが17位から9位にランクイン、女の子の読み方では、永野芽郁さんと同じ読み方の「メイ」がランクアップしている。

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