映画『ノイズ』(2022年1月28日公開)のスペシャルトークイベントが28日に都内で行われ、藤原竜也、松山ケンイチが登場した。
同作は筒井哲也によるサスペンスコミックの実写化作。絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”の青年・泉圭太(藤原)と幼馴染の猟師・田辺純(松山)は、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)とともに誤って小御坂睦雄(渡辺大知)という男を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、実は元受刑者のサイコキラーだった小御坂の足取りを追って県警が島に押し寄せることに。第2、第3の死体が増える中、すべてを隠し通せるのか。凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意(ノイズ)が染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。
2006年の映画『デスノート』シリーズの始まりから15年経っての共演に、藤原は「松ケンとも久々に共演で、クランクインの時に『ちょっと緊張するね』と言ったら、松ケンが笑い出して『何言ってるんですか、逆にホームに帰ってきた感じですよ』と言うんですね。それを聞いて頼もしさがありましたし、松ケンはホームに帰ってきた感じで堂々とやってるんだという嬉しさと、自分も頑張んなきゃと思わせてくれる。いい年の取り方をして、色んな経験を積んでうまい役者さんになったんだなと感じました」としみじみとする。
松山は「『デスノート』の時に初めてやらせていただいて、右も左も分からない状態だったんですけど、それでも竜也さんの演技の迫力には圧倒されてましたし、本当にすごい俳優だと思っていました」と振り返る。今回についても「少しだけいろいろ自分がどう演技していけばいいのかわかってきて改めてまた対峙して、さらにすごさがわかったというか、また圧倒されっぱなしなんですよね。絶対に追いつけないところにいらっしゃる、とんでもない先輩だなって改めて思いました」と絶賛した。
イベントでは2人がTwitterなどで募集した質問のカードを引き、それに答えていくコーナーも。「互いにすごいと思うところは」という質問に、藤原が「見たまんまじゃないですか? 普通にやってのける」と答えると、松山は「けっこう緊張してますよ」と苦笑する。松山は「けっこう何回もトイレ行ったりとかしてますけどね。俳優さんって、緊張が表に出ない人多いですよね。竜也さんも僕は全然感じなかった」と語り、逆に藤原については「老けないですよね、竜也さん。全然変わらない」と称賛する。
すると藤原は「髪の毛なんか真っ白になってきたよ、相当すごいって。染めてないんだって」と髪の毛を見せる。松山が「(染めてないなら)全然(黒い)じゃないですか」と指摘すると、藤原は逆に松山に「染めてるの?」と尋ね、松山は「染めてないです」と回答。藤原は「なんだよこれ! どういう会話だよ」と自分たちにつっこんでいた。