ビズヒッツは11月19日、「中途採用に関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月9日~17日、中途採用で入社した経験のある男女500名(女性277名/男性223名)を対象にインターネットで行われた。

  • 中途採用はつらいと思うときランキング

    中途採用はつらいと思うときランキング

どんな時に「中途採用はつらい」と思うかを聞いたところ、「人間関係に馴染むまで」が断トツの1位に。「すでにある人間関係の中に入ることがしんどかった」「溶け込むのに勇気がいる」「仕事上のグループでの人間関係に苦しみます」といった回答が多かったほか、「お昼を一緒に食べる人がいない」「休憩中や暇なときがつらかった」という回答も目立った。

続く2位は「期待が大きい」。「期待されるが、わからないことも多い」「高い期待を寄せられてプレッシャーを感じる」「仕事が出来て当たり前な雰囲気があるので、根本的なミスが重なったときは周りの視線が冷たく感じてつらかったです」という声が。

3位には「先輩・上司が年下」がランクイン。「自分より若く経験の浅い人に偉そうにされるとムカッとくる」「自分より年下の上司から感情的に怒りをぶつけられるときはつらい」といった回答が多かったほか、「指導者が自分より年下だと、相手も自分も気を遣ってしまう」という意見も寄せられた。

以下、4位「同期がいない」、5位「教育が不十分」、6位「仕事を覚えるまで」、7位「社風・ルールに戸惑う」となった。

  • 中途採用のつらさを乗り越える方法ランキング

    中途採用のつらさを乗り越える方法ランキング

続いて、中途入社のつらさのピークはいつかを教えてもらったところ、「入社〜3ヶ月」に回答が集中。「仕事を覚えたり、人間関係に慣れるまでの1ヶ月がつらかった」「研修期間が終わり、ひとりで仕事をし始めた入社2ヶ月後がつらかった」といった声や、「入社して2ヶ月ほど経つと、失敗への叱責が厳しくなってきた」という声も。

そこで、中途採用のつらさを乗り越える方法を聞いたところ、「人間関係を築く」が断トツの1位に。「中途入社仲間と仲良くなる」「相談しやすい人を早く見つける」という人が多く、人間関係を築く方法としては「挨拶」「積極的に話しかける」「笑顔を意識し、気さくな雰囲気を出す」などが挙げられた。

続く2位は「仕事を覚える」。「とにかく身につけていくことが最短で乗り越えるコツ」「仕事を覚え評価されることで自信をつけ、研修期間の短さの不安を払拭しました」という声が。また、3位には「積極的に質問する」がランクイン。中途入社だと「仕事をよく知っている」「仕事ができる」といった目で見られることもあるが、「わからないことは些細な事でも質問して確認する」「恥を忍んで積極的に質問する」という声が多く寄せられた。

以下、4位「仕事に集中する」、5位「誰かに相談する」、6位「考えすぎない」、7位「プライベートの充実」、8位「感情にとらわれない」、9位「我慢する」、10位「できないことは言う」と続いた。