一方もぐらは、影響を受けた芸人という質問に、「ダウンタウンさん、たけしさん、とんねるずさん、志村(けん)さん、ウッチャンナンチャンさんとか、たくさんいますね。子供の頃、ものすごいテレビっ子だったので」と回答。

その中でも特にダウンタウンに影響を受けたと言い、好きになったきっかけは「コントですね。『ごっつ』(『ダウンタウンのごっつええ感じ』)すごい見ていましたから」と説明。「松本(人志)さんが『キングオブコントの会』でネタをやられているのを見て、ネタをずっと作っていかないといけないなという思いになりました」と刺激を受け続けているようだ。

続けて、「尊敬というより憧れ。松本さんがいなかったら芸人になっていなかったと思いますし、もっと大きな存在です。僕の心の中に松本さんがいらっしゃいます」と述べ、「存在してくれているだけでいいです。自分が関われるか関われないかは関係なく、いらっしゃるだけでいいんです」と語った。

松本は今年の『キングオブコント』で、ファーストステージで10組中最高となる97点を空気階段につけ、ファイナルステージでも3組中最高となる96点をつけて高く評価。「空気階段いつか優勝するとは思っていたんですけど、今日この高レベルの中で優勝したというのは非常に価値が高いと思います」と称えていた。

松本の言葉に2人とも感激したという。もぐらが「『いつか優勝すると思っていた』と言ってくれたのはうれしかったです」と話すと、かたまりも「面白いと思ってくれていたことがうれしかったです」と振り返った。

■空気階段
水川かたまりと鈴木もぐらによるお笑いコンビ。東京NSC17期。2011年に結成。独特な世界観の実力派コント師として知られ、『キングオブコント2021』で優勝。TBSラジオ『空気階段の踊り場』、テレビ朝日『空気階段の空気観察』にレギュラー出演中。俳優としてフジテレビ『イチケイのカラス』(2021)、映画『劇場版 ほんとうにあった怖い話~事故物件芸人2~』(2021)、現在公開中の『たまの映像詩集 渚のバイセコー』にも出演している。