また、このチームの丁寧な仕事ぶりにも驚いたという津田。「僕が演じた山尾に関して、台本には全く出てこないような、細かい設定を作り込んでくれているんです。例えば子どもがいる父親で、どこどこの大学を出ていいて、どんな学生時代を過ごしたのか。さらに警察官としての歩みなども細かく書いてあり、演じる上ではとても参考になりました」。

さらに津田は、塚原監督からは直筆の手紙をもらったことを明かすと「本当に作品への思いが詰まっているお手紙でした。なかでも『ドラマを観てくださる方の、金曜日の夜の1時間が素敵なものになるように頑張っていきたいです』という言葉には感動しました。もう自分にできることのすべてをささげたいという思いで参加させていただいています」とモチベーションは最高潮だという。

「久々の(俳優としての)レギュラー出演」と語っていた津田。現場ではあまりモニターチェックなどができなかったというと、放送開始前は「ドキドキ、ソワソワしていました」と正直な胸の内を明かす。しかしオンエアされると、津田には「山尾さんシブい」「津田さんの声に痺れた」など好意的な意見が相次いだ。「正直、ホッとしました」と笑顔を見せると「でも気が緩まないように、これからも緊張感を持ってやっていこうと思っています」と抱負を語っていた。

29日には第3話が放送される。第2話のラストで大きく物語が動き始めたが、津田は「とにかく展開のうねりが大きな作品なので、ぜひとも1話たりとも見逃さないで欲しいです」と視聴者に訴えかけると、「オリジナル脚本で、僕自身も山尾を含めてどうなるかが分かっていないなか撮影しているので、視聴者と一緒に物語を楽しみたいと思います」と今後の展開に思いを馳せていた。

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