アイドルグループ・V6の坂本昌行が、30日に埼玉スタジアム2002で行われる『2021JリーグYBCルヴァンカップ決勝 名古屋グランパス×セレッソ大阪』で、国歌独唱を務めることが決まった。
11月1日で26年の活動を終えて解散するV6。そのラストステージを前に、ルヴァンカップ決勝キックオフ直前での国歌独唱というピッチ上での貴重な勇姿を見せる。
坂本は「歴史あるルヴァンカップの決勝で国歌独唱という大役を務めさせていただけることを心より光栄に思います。V6の一員として、選手の皆様、ファンの方々にとって最高の決勝になることを願い、しっかり歌わせていただきます」と意気込みを語っている。
この試合は、フジテレビ系で生中継(13:00~)し、元日本代表の宮本恒靖と内田篤人が解説を担当。実況席の宮本と内田の間に「360度カメラ」を設置し、宮本と内田の間に座っている視点をVR配信する。「フジテレビスポーツYouTubeチャンネル」で、30日13時から視聴が可能となる予定。
決勝直前となる10月25日~29日の5日間には『FNN Live Newsα』(毎週月~木曜23:40~、金曜24:10~)に内田と元サッカー日本代表の中村憲剛が登場。2人だからこそ語れる「5つのテーマ」でルヴァンカップ決勝を徹底分析する。
さらに10月25日~29日は『ルヴァンカップ決勝直前! Message ~その美しきワンシーンを~』も5夜連続で放送(※関東ローカル、放送後FOD・TVer配信)。内田篤人がナビゲーターとして、決戦に向ける選手の意気込みに迫りながら熱きファイナルの見どころを紹介。柿谷曜一朗(名古屋グランパス)や大久保嘉人(セレッソ大阪)ら選手たちが、家族や友人など大切な人へ、今まで言えなかったメッセージを伝える。
コメントは、以下の通り。
■宮本恒靖
――久しぶりの解説の仕事となりますが
「実際にスタジアムで解説をするのはかなり久しぶりなので、的確なことに言及できるのかといった心配もありますが、それよりも楽しみが大きいです」
――決勝の見どころは?
「グランパスはイタリア人のフィッカデンティ監督らしく、しっかり守備を構築してきます。GKのランゲラック選手を中心に、今シーズンのリーグ戦ではここまで19試合が無失点と、堅い試合をしてきます。対するセレッソは、この夏に10年ぶりに日本に復帰した乾選手に加え、若い選手も台頭してきていて攻撃のタレントも豊富です。カップ戦の決勝はロースコアの展開になることが多いので、グランパスの堅守をセレッソがどう打ち破っていくのかがポイントの一つになりそうです。また、今回は決勝の3日前に天皇杯準々決勝を同一カードで戦うという非常に稀(まれ)なケース。マネジメントが難しい試合になると思いますが、時間のない中で両監督がどのような準備をしてくるのか、どういったプランを立てて臨んでくるのかについても注目です」
――決勝の解説に向けて意気込みをお願いします。
「まだまだフルキャパシティーでの試合開催が難しい状況の中で、来場することができない両クラブのサポーターも大勢いらっしゃいます。現地に来られない方々にも、画面を通じてしっかりと現地の熱を伝えられるよう準備したいと思います」
■内田篤人
――決勝はどのような試合展開を予想されますか?
「グランパスは今シーズン、“攻守”の内、特に“守”がかみ合っていると思います。セレッソは元日本代表の選手も多いですし、能力が高い選手が多い。そういった攻防が非常に楽しみです」
――解説の仕事をするに当たって心がけていることは?
「サッカーがわからない人にもわかりやすく説明したいなと思いますし、短くシンプルに伝えたいです。 僕もそうだったのですが、選手たちは勝つために、あまり気がつかないようなことでも一つ一つ意味のあるプレーをしています。プレーの意図とか戦術の意図とか交代の意図というのはある程度わかるように解説できればと思います」
――アンバサダーとして挑みますが、意気込みをお願いします。
「両チームとも今シーズン調子は悪くないと思います。グランパスはずっと決勝にこられずにベスト4ぐらいで止まっていましたから、ここでタイトルを獲れるとチームとしても新しい歴史となります。セレッソはタレントが豊富。途中から入って試合を決定付けられそうな選手もいますから、非常に楽しみにしています。どちらが勝つというのはわからないですし、コロナ禍での決勝戦になりますがお客さんと共に試合を見届けたいと思います」
■植村敦チーフプロデューサー
「サッカー界を代表するクレバーなお二人のコラボレーションが今回実現しました。地上波のサッカー中継が少なくなった昨今だからこそ、この豪華なダブル解説を通じて、視聴者のみなさまに少しでも熱量ある番組をお届けできればと思います」