漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによるフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#17』が23日に開催され、生放送でハプニングに見舞われた我武者羅應援團に同情した。

  • (左から)能町みね子、久保ミツロウ、ヒャダイン

プロ応援団の我武者羅應援團は、9月30日でテレビ出演を引退する夏目三久にエールを送るため、『あさチャン!』(TBS)最終回のエンディングにサプライズ登場。しかし、応援パフォーマンスが予定時間をオーバーしてしまい、肝心の夏目の最後の挨拶が約10秒しか確保できず、途中で放送が終わってしまう事態となり、非難が殺到。動画で謝罪することになってしまった。

応援団を舞台にした作品『アゲイン!!』を手がける際に我武者羅應援團を取材するなど接点のあった久保は「応援は、相手に花を持たせることでは一切なく、なんなら“応援してるほうが頑張ってるぞ”くらいの圧をかけて相手が刺激を受けることが目的で、傍から見てる人のためにやってるかは、別の話なんです」と解説。

その上で、「企業とか結婚式に呼ばれてやることがあるんですよ。でも『短く1分くらいで終わらせてください』とはならないんです。口上を長々しく物々しく言うっていう空気感が応援団だから、なんでここ(『あさチャン!』のエンディング)で入れたのか。アイデアを出したのは誰?って。我武者羅應援團さんはできる範囲で真面目にやっていたんです」とフォローした。

そんな我武者羅應援團に批判的な世間の空気を、ヒャダインは「体育会系とか昔の上下関係みたいなのを思い出して、そこでのパワハラとかを重ね合わせてイラついてるんでしょうね」「大声で自分勝手に怒鳴り散らすみたいな感じに見えたんじゃないでしょうか」と分析し、能町は「何だかかわいそうになってきた」と同情。

3人は「夏目さん、おつかれさまでした~」と淡々とした口調でこの話題を締め、「これくらいの(テンションで)良かったのか(笑)」(久保)と確認していた。

ほかにも、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)で特集され、『久保みねヒャダ』でもお世話になった人形操演・山田はるかに架空のマネージャー「ミヤムラナオミ」を付けてほしい3人、納得のMステ「V6メドレー」、能町提唱「コント顔」だらけだったキングオブコント最終決戦、公園で芸人のネタ練習を見て東京を感じる久保、おぼん・こぼん仲直りに感動しない能町&ヒャダイン、瑛人と瑛太を間違えた能町、十勝花子要素が強いヒャダインといった話題を展開。後半には、3人の大好きな藤井隆をゲストに迎え、計3時間にわたる盛り上がりを見せた。

今回のライブの模様は、31日23時59分まで追っかけ再生が可能で、チケットは31日18時まで販売されている。

そして、放送可能な部分のみ編集し、地上波フジテレビでは11月19日(26:35~)に放送。後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。

次回のオンラインライブは、11月21日にヒコロヒーとAマッソ・加納をゲストに迎えて開催される。

(C)フジテレビジョン