お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也がMCを務めるフジテレビ系バラエティ特番『上田晋也VS人気芸人 トーク検定2時間SP』が、あす22日(20:00~)に放送される。

  • 上田晋也=フジテレビ提供

この番組は、上田のもとに、実力派のベテランから人気急上昇中の若手まで幅広い世代の芸人ゲストが集い、今一番話したい“絶対に盛り上がるだろうトーク”を持ち寄るという「トークテーマ提案型バラエティー」。今年4月に放送され好評だった『芸人サバイバルトーク!上田に火をつけろ』の第2弾として、今回はトーク自慢芸人19人が集結し、渋谷凪咲(NMB48)、松村沙友理、若槻千夏ら見届け人ゲストたちが見守る。

注目は、4月の放送で上田に火を付けるエピソードを披露し、見事No.1に輝いた見取り図の盛山晋太郎。今回はポケットにメモを仕込むなど前回王者として緊張の色を隠せない盛山だったが、「ウチの毒親」と言うテーマで、ちょっと変わった父親との幼い頃の思い出話を披露する。自分の同級生や隣の住人にまでいたずらを仕掛けるなど、ちょっと変わったいたずら好きな父親のエピソードを披露し笑いを誘う前回王者に対し、上田が下す判定とは。

一方、“変わっている親”というテーマに食い付く形で、ほかの芸人たちもどんどん自分の親のトークを披露していくのだが、この流れに乗ってトークを繰り出した柴田英嗣が「今の話は非常に弱かったと感じています」とこぼすなど、ベテラン芸人でさえスタジオの熱に気おされてしまうという場面も。これには上田からも「お客さまの受ける検定会場はこちらじゃ無いです(笑)」と容赦ないジャッジが下される。しかし、そんな状況下でも見届け人である渋谷が芸人顔負けの驚きエピソードトークを披露するなど、スタジオの熱は高まりっぱなしだ。

エピソードトークは本人の実体験だけにとどまらず、密告エピソードも。宮下草薙の草薙 航基が明かすのは、相方・宮下の「こいつのヤバすぎる私生活」という話。宮下の私生活における潔癖すぎる行動が“ヤバすぎる”ということで、その行動の数々が再現VTRで明かされていく。共感を呼ぶはずの草薙の密告だったが、宮下本人がスタジオで展開する“潔癖すぎる”持論とエピソードの数々に周囲からは悲鳴が上がる。

ほかにもマネジャーからの密告として、大久保に対する「冷たいご飯を食べるの理解できません」というエピソードなど、このコーナーではスタジオの芸人たちのさまざまな密告エピソードが明かされるのだが、得点を重ねるどころか被害者が続出してしまう展開に。ヒコロヒーに至っては「身なりが汚い」というマネジャーからのストレートな密告だけでなく、なぜか見届け人の松村からもヒコロヒーへ伝えたかったという密告エピソードを突きつけられてしまい、タジタジとなる。

また、密告の矛先は芸人だけでなく見届け人である若槻にも向けられ、普段しているというある謎行動が暴露されてしまうことに。若槻も「これ(密告)本当にガチなんですね」と驚きの声をあげつつ、その謎行動に関するエピソードでスタジオの笑いを誘うなど、見届け人のトーク力も問われる展開が続出する。

その他にも、大久保の「間が悪すぎ! タイミングが悪すぎるヤツ!」という後輩・川村えみこにまつわるエピソードや、あんりの「私が出会ってしまったウザい男・ウザい女」という、ある日街で遭遇したカップルとのやり取りについての話、飯尾やヒコロヒーの「ウザがらみ体験」、丸山礼の「SNSで大迷惑」エピソードなどが再現VTRと共に語られる。

収録を終えた上田のコメントは、以下の通り。

――収録を終えて。

みんな楽しかったですよ。結構気合入りすぎてる人もいたんじゃないですか?確かに4月の放送でチャンピオンになった盛山とか、その称号があったからか、最初は多少硬くなっていたかもわからないですけどね。本当にくだらない話ばかりの連続でしたけど、こういうのこそ1番のストレス解消になるかもしれないですよね。

――見届け人の方々もトーク力がある方ばかりでした。

確かに見届け人のみなさんもそうでしたよね。だって渋谷さんなんて、芸人以上に全部のテーマに“あります!あります!”って手を挙げてましたからね。もう今度から芸人たちの席に座らせようかな(笑)。見届け人の人達も、自分の好きな話とか、聞いてほしい話を持ってきていただいて大歓迎ですよ。

――番組を楽しみにして下さっている方々へのメッセージ。

ずっと本当にくだらない話ばかりだったんですよね。でも今のご時世、例えばためになるとか、勉強になるとか、そういうのももちろん大事なんですけど、こういう何の足しにもならない、くだらない話が、僕個人として1番好きだったりするんです。そういう話題の連発が2時間味わえるっていうところが1番の見どころみたいなものですね。ただ、もう本当にもう一度言っときます。もう何の足しにもなりません。なんのためにもならないし、こんなの本当にね、何の情報量もないのに、デジタル放送する必要があるのかっていうぐらい。それでも、このくだらなさというのが僕は1番素敵だなと思ったりするんです。特にこのコロナ禍で、人とご飯を食べに行ってばか話をするということもできなくなりましたからね。視聴者のみなさんもそういう面白い話を集まって話したりなんて言う状況が今あまり無いでしょうから。ぜひこの番組で何かそういうなんかこう疑似的にでも、ストレス解消をやっていただければうれしいです。

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