映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)のジャパンプレミアが5日に都内で行われ、永野芽郁、田中圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親、前田哲監督が登場した。

  • 左から石原さとみ、稲垣来泉

    左から石原さとみ、稲垣来泉

同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。

イベントでは登壇時に田中から永野、稲垣から石原にサプライズでお花のプレゼントも。初の母親役となった石原だが「気負いはしなかった。1年前ちょうどくるみん(稲垣)が小学校4年生で、(作中の)梨花としても小4の血のつながらない女の子を娘にするのは初めての経験なので、リンクしてたのかな」と述懐する。

石原はさらに「梨花がみぃたんのことを好きなように、私が来泉ちゃんのことをどれだけ好きになれるかにかかってる時に、監督に2人の時間を設けていただいた。そこでたくさん話して遊んで、本当に『好きだ』と思って、2ショット画像を待ち受けにして離れている間も愛を育んでいました」と明かした。

稲垣も「楽屋意外でも、撮影の合間にずっとお話をして、本当に親子みたいな関係が作れて、すごくよかったです。こないだ久しぶりにお会いして、そのときにも『くるみん、くるみん』ってさとみちゃんが言ってくれて嬉しかったです」と慕っている様子。前田監督は2人について「仲良しすぎるんです。仲良し親子すぎる関係がふだんからある」と表し、石原は「本番前にちょっと疲れるくらいずっと遊んでて。ずっとNiziUとか『鬼滅の刃』とかを教えてくれようとするんだけど、いっこうに覚えられない」と苦笑していた。

撮影:泉山美代子