自由に動き回る幼児期の子どもたち。あれしなさい、これしなさいと言ったところで、大人の思うようには動いてくれないものです。そんな子どもたちを毎日相手にしている保育士さんの「プロの技」を描いた漫画が話題になっています。

娘さんが保育園児の頃、「一日保育士体験」をしたという漫画家の中村ゆきひろさん(@Nmurayukihiro)。園児たちを静かにさせることができずに困っていると……。

ムスメが保育園に行ってた時に衝撃的だったことの漫画です
(@Nmurayukihiroより引用)

最後に「手はお膝〜」となる手遊び歌、アンパンマンバージョンもあったかと思いますが、懐かしいですね。筆者の子どもたちも随分お世話になりました。

この投稿を見た読者からも、当時を懐かしむ声が寄せられるとともに、「これ、そういう魔法だったのか~! 」「だから幼稚園の時紙芝居の前とか先生これ歌ってたんだ」「僕は先生の術中にハマっていたわけか…」と、単に子どもたちを楽しませるだけの歌ではなかったことに気付いた人も。

また、子どもたちを楽しませながら誘導する保育士さんに、「す、す、す…すげえ」「保育園の先生って天才だよなぁ…」「保育士さん何者w」「これが、プロか…」「やっぱりプロってすごい」と称賛の声が寄せられていました。

ツイ主さんに聞いてみた

―― これは何歳くらいの子どもたちだったのでしょうか? また、この後子どもたちはどんな様子でしたか?

中村さん:たしか年中クラス(4~5歳)だったかと思います。この後は先生のお話に集中していたと思います。手遊びで先生に集中させる→こんどは先生が話術で引き付ける、といった感じだった気がします。先生は子どもを惹き付ける引き出しが多いし、話術もすごい! と思って感動しました。

―― 一日保育士体験の中で、とくに大変だと感じたことはどんなことでしたか?

中村さん:子どものエネルギーが無尽蔵なので、単純に遊びに付き合うだけでも体力的に大変でしたし、ケガをさせるわけにもいかない、不公平になってもいけない、と精神的にも気を遣いました。

もちろん自分も家で子どもの相手をしているわけですから多少は自信があったのですが、20人以上の子どもたちを同時に相手にするのは難易度のケタが違いました。家に帰ってぐったりしたのをおぼえています。これを朝から夕方まで毎日、子どもたちの安全に気を配りながらされている保育士の先生方に対しては、感謝と尊敬しかありません。

―― この他に、保育士さんの行動や言動で驚いたことなど発見があれば教えてください。

中村さん:保育士体験の時ではないのですが、とにかく先生方が何十人もいる園児たちとその親の顔と名前をしっかり記憶していて、すごい! と思いました。担任しているクラスの子だけではなく、別のクラスの子の名前もちゃんと覚えて声をかけていたので。それだけしっかり見てくれているんだな~と思いました。


純粋で元気いっぱいの子どもたちを見守る保育士さんたちのスキル、改めて「すごい! 」と感じました。

さて、保育園児だった中村さんの娘さんも、今は小学5年生。当時は絵本や紙芝居を読んでもらっていた側でしたが、今ではなんと、お父さんに「三国志」の話を教えてくれるまでに成長されたそうです。そんな娘さんの様子を描いた、中村さんの漫画もご紹介しましょう。

最近ムスメが三国志を教えてくれるのでマンガにしました。しばらく続けてみようかと思います。
(@Nmurayukihiroより引用)

「三国志ミリ知らの父にムスメがうろおぼえで教える三国志」というタイトルからして面白そうですが、こちら、連載になっていますので、興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね。