米Dropboxの日本法人であるDropbox Japanは9月29日、テレワークにより分散型となったチームやクリエイター向けに、新たに3つの新製品「Dropbox Capture」「Dropbox Replay」「Dropbox Shop」を発表した。3製品は現時点では、英語版のみの提供となっている。

「Dropbox Capture」は、チームメンバーが同時に作業しなくても仕事の内容やアイデアを共有できるコミュニケーションツール。長文のメールやドキュメントの代わりに短いビデオメッセージを活用したコミュニケーションを実現する。また画面の録画、GIF、スクリーンショットを作成して作業内容をビジュアルに表現し、メッセージを明確化する機能も備わっている。

異なる時間帯の相手と働く機会が多い場合に、ミーティングやメールの本数を増やすことなく、文脈に沿ってコンテンツを理解できる新しい方法としてサービスを展開していく。

  • 「Dropbox Capture」サービス画面イメージ

「Dropbox Replay」は、フィードバックの収集や、管理、対応がすべて1カ所でできる動画コラボレーションツール。動画のクラウド上での共有により動画のダウンロードが不要で、メールや文書などで別途フィードバックを用意する手間も省ける。

また、Dropboxアカウントを持っていなくても、フレーム単位でコメントや注釈を付けることが可能で、全てのフィードバックは記録されるので、共同編集者からのメールやチャットのスレッドを検索する手間が不要になるとしている。

ライブレビュー機能を使うことにより試写室をバーチャルに再現でき、ビデオ通話の不安定な再生も回避することができる。

  • 「Dropbox Replay」サービス画面イメージ画面

「Dropbox Shop」は、Dropboxに保存しているデジタルコンテンツ作品の販売を実現するツール。商品リストの作成はデジタルコンテンツを3回クリックすることで可能。Dropboxやパソコンから直接コンテンツを追加し、カスタム画像や音声、動画プレビューを設定して、価格を決定する。

商品の決済時にコンテンツが自動配信されるので、顧客の支払いサポートやコンテンツ配信の管理は不要だ。また、商品リストを顧客に直接渡すことも、ソーシャルメディアで共有することもでき、顧客基盤を自身で管理することが可能だ。

  • 「Dropbox Shop」サービス画面イメージ