TheWindowsClub Tech Newsは2020年12月26日(米国時間)、「India's cloud storage service DigiBoxx could be a gamechanger」において、インド政府の政策シンクタンクであるNITI Aayogが「Digiboxx」と呼ばれるクラウドストレージサービスをローンチしたと伝えた。このサービスはGoogleやDropboxのストレージサービスと競合するサービスであり、クラウドストレージサービスにおけるゲームチェンジャーになる可能性が指摘されている。少なくともインド国内において強力なサービスとして一気に利用が進む可能性がある。

  • DigiBoxx

    DigiBoxx

本稿執筆時点で、DigiBoxxのサイトに掲載されているプランと価格は次のとおり。

プラン 月額(括弧内は執筆時点の円換算参考値) 容量 追加サービス
無償ユーザー 0₹(0円) 20GB(1ファイル最大2GB)
個人ユーザー 30₹(43円) 2TB(1ファイル最大10GB)
中小企業 999₹(1420円) 25TB(1ファイル最大10GB) 自動バックアップ、ユーザー管理機能
企業 要相談 要相談(1ファイル最大上限なし) 自動バックアップ、ユーザー管理機能、教育オプション、オンプレミスオプション

提供されているストレージ容量とサービスおよび価格はほかのサービスと比較するとかなり廉価な内容になっており、記事ではDigiBoxxは大きな影響をもたらす可能性が高いと指摘している。

ただし、DigiBoxxはデータをインド国内に保持すると説明していることから、主にインド国内の企業向けサービスであることがわかる。インド国内ではDigiBoxxが強い影響力を持つようになる可能性があるが、現段階では、インド以外の国や地域でどの程度の影響力を持つようになるかはわからない。NITI Aayogは同サービスをインド国外で提供するかどうかについて言及しておらず、今後の展開が注目される。