食レポにおいて、「店主の努力を引き出すのが仕事。客目線で、イスの状態とか冷房の吹出口の向きとか、適当にやってる人は1人もいないんです。ここに絵を飾ってみようとか、カーテンをこの柄にしようとかいろいろ考えてるから、お店の香りも含めてそれを拾うのが僕の仕事なんです」というこだわりを持つ石塚。それゆえに、「リモートだとパソコンで見える画面の中でしか勝負できないんで、若干足りないなという苦労もあります」と吐露する。

一方で、「そこに料理やシェフの方がいれば、そのお話で広げるのも仕事ですから、今は直接お顔が見れるだけでも」とプロ意識を披露。また、「テレビのロケだと、お店の人たちの苦労してる部分とかいろんなことを現場で聞いても、OAでは尺の都合で切っちゃったりするんですよ。でも、YouTubeは尺が自由で、わりと話が伝えられるので、そういう意味では丁寧でいいなと思いますね」と、自身の冠配信チャンネルならではのメリットも発見した。

とは言え、「四角のテイクアウト容器じゃなくて、お皿に載ってるのを食べたいというのもありますよね。盛り付け方も含めて、お店の人って全部を計算してるから」といい、「YouTubeのスタッフとも話してるんですけど、緊急事態宣言とか明けたら、即、街に出たいですね」と、やはり実際のお店に足を運びたいというのが正直なところだ。

■来年還暦「肉の赤身の良さが、ちょっと分かるように」

食レポをけん引してきた第一人者だけに、この先コロナ禍が収束すれば、長い間苦労してきた飲食店を応援するシンボル的な役割も期待されるが、「自分がどういうポジションなのかは分からないですけど、応援しなきゃいけないという使命感はありますね。時短やアルコールで制限を受けていた店が、それが解除されて『さぁどうぞ』となったときには、僕たちが広げていかなければと思うので、その責任はあると思います」と力を込めながら、「飲食店に限らず、旅にも行きたいですよね。温泉でバシャバシャやりたいし、電車の車窓を見て駅弁とか食べたいですよ」と思いを巡らせた。

来年2月には、なんと還暦を迎える石塚だが、「食欲が落ちることはないですけど、肉の赤身の良さが、ちょっと分かるようになってきました。今までは無条件にカルビだったんですけど(笑)」と、まだまだ旺盛な様子。

また、「自粛期間中に本当にやることがなくて、ベンチプレスを買ってわりと頻繁に家で筋トレしたり、ウォーキングマシンで歩いてたら、結構体が締まってきちゃったんです。世間は“コロナ太り”を期待してると思うんですけど、期待に添えなくてすいませんという感じで(笑)。だから、本当に食レポロケは“いつでもどうぞ”とスタンバイできてます」と意気込んでいる。