子育てで学ぶこと、感じること。「カメラマンなのに寝ている姿の写真しか撮れなかった話」

カメラマンとして独立してから7年目の秋、男の子を出産しました。30才で結婚して3年目で授かった待望の第一子。

産む前から友人らからは「お母さんがカメラマンとか最高、自分が小さいころの写真がたくさんあるなんていいな」と茶々を入れられ、私も「そりゃあ撮るだろうなぁ」、と漠然と思っていました。プリントして両親にくばって、年毎にアルバムを作って…そんな未来を想像していたけれど、降ってきた未来は予想とはだいぶ違うものでした。

そもそも私は子育てというものを甘く見ていて、みんな大変大変とは言うけれど、私はフリーで仕事しているし、朝早くから夜遅くまで働くなんて当たり前、子育てとかヨユーでしょと軽く見ていた節があったようです。