俳優の戸次重幸と中村ゆりが、フジテレビ系ドラマ『SUPER RICH』(10月14日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)に出演することが19日、明らかになった。

  • 戸次重幸(左)と中村ゆり=フジテレビ提供

幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛(江口のりこ)の、ジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描く同ドラマ。

戸次が演じるのは、今作の舞台である電子書籍のベンチャー企業「スリースターブックス」の共同CEOであり、衛の人生に大きな影響を与えた一ノ瀬亮。衛とは大学時代に出会い、人当たりの良さと柔らかい口調で彼女の懐に飛び込んでいく。卒業後に二人三脚で会社を立ち上げ、順調に成長させてきた。

一方、中村が演じるのは、「スリースターブックス」の財務責任者で、衛の親友的存在であり、社員たちの良きお姉さん的存在である今吉零子。会社の創業当時から、公私ともに衛を支える人物。衛にとっては、初めてできた女友達であり、プライベートもさらけ出せる存在だ。そのため、衛や一ノ瀬に対しても、なんでも率直に意見することができる存在となっている。一歩引いた目線で物事を見ており、社員たちの意見がぶつかった際の仲裁役にもなることも多い。

コメントは、以下の通り。

■戸次重幸
『グッド・ドクター』『監察医 朝顔』と同じ制作チームということで、出演を即答しました。お声がけいただけてうれしかったです。台本を読んで思ったのは、「やはりお金が絡むお話は面白い!」ということでした。共演する江口さんは、元々関西出身でいらっしゃって、今回は関西弁のキャラクターということもあるのか、素の時と演技されている時のギャップが全くない、という印象です。
一ノ瀬を演じるにあたっては、「良い感じにライトに、ごくたまに真面目に」、と心がけています。彼の内面にあるであろう、衛に対する劣等感も忘れずに日々取り組んでいます。一ノ瀬は、1話の最後にとんでもない事をやらかします。それによって物語が進んでいきますので、どうぞお楽しみに!

■中村ゆり
まず、主人公の衛さんが関西弁な所にワクワクしましたし、オリジナルストーリーという事でどういう展開になるのかがとても楽しみです。台本を読み、とても進展的で時代の変化を捉えている脚本だなと思いました。私が演じる今吉にも、これから展開されていく秘めた設定があり、演じるのがとても楽しみです。『SUPER RICH』はお仕事ドラマではありますが、その中にも生き方、幸福感や愛の形など、たくさんのテーマが詰まっているお話だと思いました。
共演する江口さんとは10年前に舞台で共演してからのお付き合いで、めちゃくちゃ面白くて私の笑いのツボをギュンギュン突いてきてくださるので、一緒にいて楽しくて笑いっぱなしなのですが、知れば知るほど、とてもシャイでかわいい一面のある方で、そんな部分も大好きです。今回、親友役として江口さん演じる衛さんを支える役どころをやらせていただけるという事で「もう全身全霊、私が支えちゃう!」という思いです。
今吉は、仕事に対しても大事な人に対しても、責任感があり真面目で真っ直ぐな人なので、時にはそんな自分に苦しむ事もあるかもしれませんが、自分が信じたもの、守りたいもののために、不器用にも純粋に演じられたらと思います。それぞれが仲間のため、会社のために、切磋琢磨(せっさたくま)しながら、時にぶつかり合いながら、仕事だけではなく、それぞれの幸せを見つけていけるドラマになると思います。オリジナルストーリーですので、先の読めない展開もぜひ楽しみに見てくださるとうれしいです!

■金城綾香プロデューサー
江口さん演じる主人公・氷河衛にとって、同世代の一ノ瀬亮と今吉零子は特別な存在です。亮は、ずっと孤独だった衛にとって初めての友人で、会社をともに立ち上げた同志ですし、今吉はいろいろなプライベートの話までできる初めての同性の友人です。戸次さんはその場をぱっと照らしてくださる太陽のような方で、戸次さんが演じてくださることによって、亮という役も明るくハツラツとして、衛が吸い寄せられていくのもわかるなと思える、非常に魅力的な男性になりました。今まで『グッド・ドクター』『監察医 朝顔』で戸次さんとご一緒してきましたが、これまでにない役柄になっていると思います。今吉は、衛にとっても会社にとってもバランサーでありながら、心のケアもできる親友です。衛はCEOではありますが、その前に1人の人間です。衛が背負うプレッシャーやストレスを少しでも軽くしてあげたいと、今吉は力を注いでいるのですが、そんな優しさと柔らかさを兼ね備えていながらも、仕事をキチンとこなしていく有能で時にクールな一面もあり、その両面を表現していただけるのは中村さんだと思い、オファーさせていただきました。衛との距離、他の社員との距離、細かく演じ分けてくださっているので、どのシーンもとても意味のあるものになっています。

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