マイナビは9月15日、「マイナビ2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(8月)」の結果を発表した。調査は8月20日~31日、2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生7,740名を対象にインターネットで行われた。
2023年3月卒業予定の大学3年生・大学院1年生に、8月末時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験への参加場を尋ねたところ、「ある」と回答した割合は前年比12.5pt増の73.9%だった。昨年は新型コロナウイルスの影響で夏季休暇が後ろ倒しになるケースが相次ぎ、2022年卒の学生は授業に出席するため8月中のインターンシップ参加が難しい状況だったのに対し、今年は例年通り8月から夏季休暇が始まったことから、インターンシップに参加した学生が増えたと推察される。
また、これまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験参加のために選考を受けたことが「ある」と回答した学生は69.7%。そのうち、選考に落ちたことがある割合は87.4%(「通過したものもあれば落ちたものもあった(69.8%)」+「すべて落ちた(17.6%)」の合計)だった。
就職活動前の学生に「社会人になった際の残業時間の理想」を聞いたところ、「毎月1~10時間」が44.3%で最多。また、社会人1年目の理想年収については平均「330.6万円」となり、国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査結果」による実際の20~24歳の平均年収263.9万円を66.7万円上回る結果となった。